鳩山は誰の味方なのか、何をしたいのか(日刊ゲンダイ)
小沢支持から急にトロイカ発言…
鳩山前首相の立ち位置がまったく分からなくなってきた。
菅支持から小沢支持に回り、今度はトロイカ体制による挙党一致で走っている。
「宇宙人」「八方美人」と呼ばれる鳩山は何をしたのか。
鳩山・菅・小沢のトロイカ体性を見続けてきた作家の大下英治氏が言う。
「鳩山さんと小沢さんはともに地獄を見た男です。
だから2人の絆は並大抵のものではありません。
小泉政権時代の02年、民主党の支持率はどんどん下がり、鳩山代表が幹事長に中野寛成氏を指名したことに世間はあきれ、NHKの世論調査で民主党支持は公明党にも負ける2.9%まで落ちた。
それで鳩山さんはオーナーなのに代表を辞めざるを得なくなった。
小沢さんとの民由合同を仕掛けた反発もあって、菅さんたちに後ろから撃たれた。
一方の小沢さんは当時、自自公から離脱したはいいが、二階俊博さんなどに裏切られ、自由党は50人から24人におちぶれ、『小沢一郎は死んだ』といわれた。
しかし、その後、民主党に合流し、ついに自民党政権を倒す悲願を達成できた。
民由合同の道筋を鳩山さんがつけ、手を差し伸べてくれたからです。
小沢さんは鳩山さんの恩を一生忘れない。
鳩山さんにしても、小沢の合流で民主党の党勢が拡大し、一度は死んだのに、首相になることができた。
やはり小沢さんの恩は忘れない。
片方が代表を目指すといえば、片方が支援に回るのは当然のこと。
菅さんと小沢さんの関係とは全然違うのです」
鳩山の軸足は小沢にある。
となると今回の「トロイカ体制」という発言は、「小沢幹事長復帰」「仙谷官房長官更迭」など、小沢に有利な条件でまとめたとも読める。
いずれにしても、2人の長年の関係が続いているのか、亀裂が入ったのかは間もなく分かる。
鳩山氏は「小沢氏支持」 改めて表明
民主党代表選で、鳩山由紀夫前首相は31日、
代表選に出馬する考えを改めて表明した小沢一郎前幹事長を支持する考えを示した。
都内で記者団に明らかにした。
小沢支持から急にトロイカ発言…
鳩山前首相の立ち位置がまったく分からなくなってきた。
菅支持から小沢支持に回り、今度はトロイカ体制による挙党一致で走っている。
「宇宙人」「八方美人」と呼ばれる鳩山は何をしたのか。
鳩山・菅・小沢のトロイカ体性を見続けてきた作家の大下英治氏が言う。
「鳩山さんと小沢さんはともに地獄を見た男です。
だから2人の絆は並大抵のものではありません。
小泉政権時代の02年、民主党の支持率はどんどん下がり、鳩山代表が幹事長に中野寛成氏を指名したことに世間はあきれ、NHKの世論調査で民主党支持は公明党にも負ける2.9%まで落ちた。
それで鳩山さんはオーナーなのに代表を辞めざるを得なくなった。
小沢さんとの民由合同を仕掛けた反発もあって、菅さんたちに後ろから撃たれた。
一方の小沢さんは当時、自自公から離脱したはいいが、二階俊博さんなどに裏切られ、自由党は50人から24人におちぶれ、『小沢一郎は死んだ』といわれた。
しかし、その後、民主党に合流し、ついに自民党政権を倒す悲願を達成できた。
民由合同の道筋を鳩山さんがつけ、手を差し伸べてくれたからです。
小沢さんは鳩山さんの恩を一生忘れない。
鳩山さんにしても、小沢の合流で民主党の党勢が拡大し、一度は死んだのに、首相になることができた。
やはり小沢さんの恩は忘れない。
片方が代表を目指すといえば、片方が支援に回るのは当然のこと。
菅さんと小沢さんの関係とは全然違うのです」
鳩山の軸足は小沢にある。
となると今回の「トロイカ体制」という発言は、「小沢幹事長復帰」「仙谷官房長官更迭」など、小沢に有利な条件でまとめたとも読める。
いずれにしても、2人の長年の関係が続いているのか、亀裂が入ったのかは間もなく分かる。
鳩山氏は「小沢氏支持」 改めて表明
民主党代表選で、鳩山由紀夫前首相は31日、
代表選に出馬する考えを改めて表明した小沢一郎前幹事長を支持する考えを示した。
都内で記者団に明らかにした。