明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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エリート新人議員のプライドを粉砕した小沢流教育術

2009年10月31日 15時27分48秒 | Weblog
エリート新人議員のプライドを粉砕した小沢流教育術

「古い奴だとお思いでしょうが・・・」という昔懐かしい鶴田浩二の歌の台詞があるが、誰がなんと言おうと自分流をつらぬく小沢一郎という人物の、頑固一徹には恐れ入る。

行政刷新会議の事業仕分けから、エリート新人議員を研修の場に引き揚げさせたのは、小沢と距離を置く仙谷由人や枝野幸男への嫌がらせのように見えなくもない。

しかし、ただでさえ当選と政権奪取で浮かれがちの議員たちに、あえて冷や水を浴びせ、ブレヒトの演劇論に言う「異化効果」に似たものを民主党内にもたらしたという面では、深く考えさせられる。

「必殺仕分け人」に抜擢された元官僚や検察官や市長ら14人の新人議員は、自らのキャリアに誇りと自信を持った面々だ。内心、新人研修といった生徒扱いに抵抗を感じるある種の驕りがあっても不思議ではない。

早々と大役の出番がまわってきて、その人たちが「やるぞ」とその気になった瞬間、「君たちはまだ見習いだ」とばかり、プライドをズタズタにして引きずりおろした。

悪く言えば「空気を読めぬ小沢流」、良く言えば「空気を破って足元を見つめ直させる小沢流」となる。

当然、メディアは「研修より事業仕分けのほうが大事だろう」と、いっせいに小沢攻撃をはじめる。筆者も事業仕分けに期待していただけに首をひねった。

ところが、あんまりメディアがこの件で騒ぎ立てるので、へそ曲がりの筆者は違う物の見方を書いてみたくなった。

小沢流政治教育の流儀は、「理屈より下働き」だ。9月4日にも書いたが、小沢邸には将来の政治家をめざす書生たちがいる。

「掃除のできない奴が政界を掃除できるわけがない」という小沢は、靴磨きから犬の世話まで料理以外の家事をこなせるよう、書生を仕込んできたという。

新人議員たちが、民主党に追い風が吹くかどうか分からない次の選挙でも勝つためには、センセイ然としてかまえていてはだめで、地を這うような日々の地道な活動が大切だ。それが小沢の考えであろう。

「選挙優先の政治屋」と蔑まれようと、選挙に勝たなければ政治はできない。

頭でっかちのエリートたちが、街角で一般庶民にしっかりと頭を下げられるように仕込むには、そうとう骨が折れる。

選挙の神様といわれる小沢は、「傷だらけの政治家人生」を歩み、つまるところ票の数が物をいう政治のリアリズムを身にしみて知っている。

彼が選挙でいちばん手痛い目にあったのは、平成三年四月の東京都知事選で敗北し、自民党幹事長を辞任したときだ。

参院の与野党逆転を解消するため公明党の協力がほしかった小沢自民党幹事長は、候補者に公明党が推すNHK出身の磯村尚徳を擁立した。

磯村はNHKの人気ニュースキャスターだった人物で、高齢の現職知事、鈴木俊一より有利に見えた。磯村は選挙活動中、銭湯に飛び込み、裸体をさらして客の背中を流すなどのパフォーマンスをテレビカメラの前で演じたが、結果はむなしいものだった。

小沢の自民党本部と、鈴木を推す都連が対立し、分裂選挙となっていたのだから、勝敗は最初から決まっていた。ブームやムードといった、うわついたものに期待し、政治のリアリズムを無視した小沢の悔恨の一戦となった。

その後、小沢は心臓病で入院、秋まで療養生活を余儀なくされ、小沢が主導していた海部内閣の政治改革は頓挫した。

彼の原理主義的言動は、むしろこうした数々の失敗から学んだリアリズムに裏打ちされているともいえる。

ところで以上のように書くと、いかにも小沢一郎は選挙至上主義者のようであり、たしかにその一面はある。

しかし、文芸春秋10月号の「政治部記者53人アンケート」で、民主党の構想力ナンバーワン議員に選ばれたのは小沢一郎だった。

その根拠は彼の著書「日本改造計画」にある。「駄本が多い政治家本のなかで名著」と評価する人が多く、この本への批判的意見はなかったという。以下にいくつか意見を並べてみる。

「賛否はともかく、自分なりの世界観、大局観を持っているのはこの人以外にない」

「政権交代、自民党打破と16年間訴え続け、ついに実現。功罪の罪は多々語られるが、構想力の面で右に出るものはいない」

「口が堅く、文章が書けるという点で田中角栄元首相と酷似している」

おそらく常日頃は小沢批判をくりひろげているだろう新聞、テレビ、通信社の記者53人のアンケート結果として、非常に興味深い。

もし新聞記者がまともに小沢の構想力を持ち上げる記事を出稿しようものなら、おそらくデスクに「何だ、このちょうちん記事は!」と怒鳴られるのがおちだろう。

ならば、筆者も「ちょうちん」といわれる前に、これからすこしばかり苦言を呈したい。

小沢流は理解できるとしても、やはり今回は、行政刷新会議の事業仕分けに新人を参加させてほしかった。

政界の最高実力者と目される人物であるからこそ、その「狭量」はいささか気にかかる。

何かあれば小沢一郎の陰謀のように言われ、人間不信に陥りがちになるのは分からぬでもないが、今回の一件は、日ごろ自らに批判的な仙谷や枝野らに、指導者の器量を示すチャンスだったはずだ。

ともあれ、事業仕分けは議員7人のほか民間から20人ほどが参加してこれから本格的に進められる。その成果を大いに期待したい。

紅葉だより

2009年10月31日 09時04分39秒 | Weblog
嵐山へ直通列車 阪急電鉄、紅葉シーズンに合わせ

阪急電鉄は秋の観光シーズンに合わせ、31日~11月27日の週末を中心に神戸・宝塚方面から嵐山駅(京都市西京区)まで乗り換えなしで結ぶ臨時直通電車を運行する。

神戸、宝塚方面から十三駅までの主要駅に停車した後、桂から嵐山まで各駅に停車する。期間中の11月21~23日を除く土日曜・祝日に高速神戸(神戸市)と宝塚(宝塚市)の両駅から午前に往路、夕方に復路を各1本運行する。

片道約1時間半で京都まで結ぶ。同16~20日、24~27日は高速神戸のみ運行する。

31日~11月15日の土日曜・祝日は嵐山-河原町でも1日計9本の臨時列車を運行し、市中心部へのアクセスを強化する。

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紅葉だより

京都の名所 色づき状況 更新日
洛北
貴船神社  色づき始め 10/28
三千院   色づき始め 10/30
寂光院   青葉 10/27
宝泉院   青葉 10/27
実相院   色づき始め 10/27
蓮華寺   青葉 10/27
曼殊院   青葉 10/27
詩仙堂   色づき始め 10/27
圓光寺   青葉 10/27
源光庵   色づき始め 10/28
高桐院   青葉 10/28
洛中
糺の森   青葉 10/27
北野天満宮 青葉 10/29
京都御苑  青葉 10/27
妙覚寺 色づき始め 10/27
洛東
真如堂   青葉 10/30
法然院   青葉 10/30
永観堂   青葉 10/30
南禅寺   青葉 10/30
高台寺   青葉 10/26
清水寺   青葉 10/26
毘沙門堂  青葉 10/30
洛西
神護寺   色づき始め 10/27
常寂光寺  青葉 10/30
天龍寺   色づき始め 10/30
祇王寺   青葉 10/30
嵐山・渡月橋 色づき始め 10/30
光明寺   色づき始め 10/28
善峯寺   色づき始め 10/28
洛南
東福寺   色づき始め 10/30
光明院   色づき始め 10/30
泉涌寺   青葉 10/30
興聖寺   青葉 10/30
醍醐寺   青葉 10/27

代表質問、民主ペースに終始 追及かわす首相

2009年10月31日 09時00分18秒 | Weblog
代表質問、民主ペースに終始 追及かわす首相

国会は30日、鳩山由紀夫首相の所信表明演説に対する3日間の各党代表質問を終えた。

衆参両院本会議の質疑は、政権交代の勢いに乗った民主党ペースに終始。

首相は緩急を織り交ぜた答弁で自民党の追及をかわし、各閣僚も時折、型破りな答弁をみせて政治主導を演出した。

11月2日からは衆院予算委員会に舞台を移し、与野党論戦の「第二ラウンド」が始る。

「連立政権の政策とかなり近い部分があるなと実感した」「人づくりは国づくりだとおっしゃる代表の主張は、誠に思いが共通するところだ」。

首相は30日の参院本会議で、公明党の山口那津男代表に親近感をにじませる表現を使って答えた。

30日、USダウ急反落。 ダウ249ドル安 景気不透明感、リスク投資の巻き戻し

2009年10月31日 07時44分01秒 | Weblog
30日の米株式相場は急反落。

ダウ工業株30種平均は前日比249ドル85セント安の9712ドル73セント、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同52.44ポイント安の2045.11で終えた。

米景気に対する不透明感を背景とした売りが出た。

ダウ平均の下落幅は4月下旬以来、約半年ぶりの大きさとなり、前日の上昇分(199ドル)を超える下げとなった。

前日大きく上げた反動で売り先行で始まった後、午前中ごろから相場は下げ幅を広げた。

朝方発表された9月の個人消費支出(PCE)が前月比0.5%減。

10月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は54.2に上昇したが、前日の7~9月期の実質国内総生産(GDP)のような力強い景気回復を示す内容ではなかったと受け止められた。

株安に加え、外国為替市場でドルが相対的に金利の高いユーロなどに対して大幅反発。

原油相場が水準を切り下げるなど、リスク資産への投資を手じまう動きも目立った。

月末だったのに加え、一部投資信託の年度末となるため、機関投資家からの持ち高調整の売りが膨らんだとの声もあった。

著名アナリストが米銀大手シティグループが10~12月期に多額の繰り延べ税金資産の評価減をする可能性があると指摘したことが報じられた。

金融のCITグループが早期に連邦破産法適用を申請する可能性があるなどと伝わったことも、市場心理を冷やした。

金融株は前日の上げが大きかったこともあり、アルコアなど素材株とともに下げを主導。ダウ平均は一時、278ドル安まで下落する場面があった。

CME日経225先物 9740円

日本が厄介な国なら?、アメリカは世界の厄介者ではないか?。

2009年10月30日 22時33分12秒 | Weblog
日本が厄介な国なら?、アメリカは世界の厄介者ではないか?。

どこの国でも政府と国民とがぴったり重なっているわけではない。

アメリカも、アメリカ政府とアメリカ国民がまったく同じ考えを持っているわけではない。

インド洋での給油もアメリカ政府は継続を望んでいたろうが、アメリカ国民の多くは、日本がそんな活動をしていることは知らないだろう。

日本のメディアはアメリカ政府の言うことをアメリカ全体の意思であるかのように報道する。

アメリカのメディアの一部の報道がアメリカ全体の意思であるかのように報道する。

オバマはアフガニスタンへの米軍増派を意図しているが、アメリカの国民世論は3割程度が賛成しているに過ぎないという。

アメリカの鼻息を窺い続けた65年間に、日本は政府もメディアも国民の多くもアメリカに対して冷静に対処することを忘れ、思考停止状態に陥っている。

アメリカの要求を悉く受け入れ、アメリカを喜ばせることが日本の利益であると思いこんでいる。

アメリカに不快感を与えることは国益に反する。

そう思いこんできたのが、自民党政府であり大手メディアであった。

官僚はアメリカの言うことを聞いていれば面倒に巻き込まれることも、責任を問われることもなかった。

米高官「最も厄介なのは中国ではなく日本」 米紙報道 (asahi.com 2009年10月23日)
【ワシントン=伊藤宏】米紙ワシントン・ポストは22日付の1面で、米軍普天間飛行場の移設問題をはじめとする鳩山政権の日米同盟への対応について、米国務省高官が「いま最も厄介なのは中国ではなく日本」と述べたと伝えた。日米関係について米主要紙が1面で報じること自体が少ないだけに、米の懸念の強さが浮き彫りになった。

 ポスト紙は、訪日したゲーツ国防長官が日本側に強い警告を発したのは、日本が米国との同盟を見直し、アジアに軸足を置こうとしていることへの米政府内の懸念のあらわれと指摘。米政権がパキスタンやアフガニスタン、イラン、北朝鮮などへの対処に苦しんでいる時、普天間飛行場移設問題などで「アジアで最も親密な同盟国との間に、新たに厄介な問題を抱え込んだ」とした。国務省高官は、鳩山政権や民主党が政権運営の経験に乏しいうえ、官僚組織への依存から脱却しようとしていることが背景にあると語ったという。

「対等な日米関係」を唱える民主党政権とアメリカ政府との間にきしみが生ずるのは当然である。

外交とは国益と国益のぶつかり合いである。

”米の懸念の強さ”、”強い警告”などとポスト紙の記事を解説してみせる日本のメディアの姿勢には違和感がある。

「アメリカを怒らせた民主党政権」という雰囲気が漂う記事である。
まるでアメリカの代弁者である。

U.S. pressures Japan on military package

ポスト紙の記事の末尾は次のようである。

"I have never seen this in 30 years," Calder said. "I haven't heard Japanese talking back to American diplomats that often, especially not publicly. The Americans usually say, 'We have a deal,' and the Japanese respond, 'Ah soo desu ka,' -- we have a deal -- and it's over. This is new."
Calder氏 : わたしはは30年来、こんなの見たことない。日本人がアメリカの外交官にこんなに反論するのを聞いたことがない、とりわけ公の場でないところで。
普通はアメリカが「こう決めよう」というと「アア、ソーデスカ」でおしまいだった。
これは新事態だ。
(大体こんな意味なんだろう)

アメリカが望むのはこんな日本政府である。

読売もほぼ同じ見出しである。
日本国民の意思、沖縄県民の願いをアメリカにぶつけてやろうなどという姿勢は微塵もない。
「最もやっかいな国は日本」鳩山政権に米懸念 (YOMIURI ONLINE 2009年10月23日)

「アメリカにとって日本は厄介な存在になったかも知れない。

しかし、アメリカは世界の厄介者ではないか!」

せめてこれぐらいのことは言って欲しいものだ。

小さなリスクを大袈裟に煽る、日本のマスゴミの報道姿勢はアメリカ国益の信者なの?

USダウ急反発。東証も反発。 USダウ先物、時間外、様子見気分から売りがパラパラ。

2009年10月30日 15時36分18秒 | Weblog
日経平均は10,034円の143円高。東証1部の値上がり銘柄数は1,138、値下り銘柄数は401。出来高は17億9,019万株。

米国の7~9月期のGDPが前期比年率3.5%成長と、市場予想の3.2%成長を上回り、NYダウが199ドル高の9,962ドルと反発したため、東京株式市場も値上がりしましたが、日経平均の1万円回復水準では上値も抑制されました。

米国のGDPの成長を支えたのは低燃費車への買換え促進策と住宅減税でしたが、自動車の買換え促進策は8月下旬で終了しているため、10~12月期は反動に見舞われることや、11月末で期限切れとなる住宅減税が延長されても、期限切れを想定して駆け込み需要が発生しているので、追加的な刺激効果は限定的と見られています。

本日の東京株式市場では電機株が堅調でしたが、シャープ(6753)の営業利益が4~6月期の赤字261億円→7~9月期は黒字276億円に改善し、三洋電機も4~6月期の営業赤字90億円→7~9月期は黒字123億円となり、パイオニアも上期の営業利益予想を赤字320億円→赤字230億円に上方修正したので、本日決算発表のソニーにもリストラ効果を期待した買いが入りました。

日本写真印刷(7915)は上期の営業利益が期初予想の62億円(前年同期比54%減益)を上回る77億円(前年同期比43%減益)となったため、買われました。

日経ジャスダック平均は1,216円の8円高。

ムトー精工(7927)はデジタルカメラやビデオカメラなどの部品の受注が好調で、2010年3月期の営業利益見通しを7億8千万円(前期比43.3%減益)→13億円(前期比5.6%減益)に上方修正したためストップ高となりました。

反面、ワークスアプリケーションズは第1四半期(7~9月)の営業利益が前年同期比70%減益となったことで売られました。

公的支援か法的整理か、至難のJAL再建

2009年10月30日 14時25分03秒 | Weblog
公的支援か法的整理か、至難のJAL再建

日本航空を再生させるなど、よほどの荒療治か神業にでもすがらなければ難しい。

経営陣は東大、私大の学閥や、官僚OB、民間の体質の違いで内紛が絶えず、相も変らぬ放漫経営。御用組合を除く7つの労働組合は会社の健全化より、自分たちの贅沢な生活維持にしか関心がないようだ。

それを管理する国交省の官僚たちといえば、286もあるといわれる天下り先JAL関連企業を本体とともに延命させるのに躍起だ。

そのうえ、8000億円もの企業年金債務の積み立て不足が3300億円もあって、経営を脅かす。

昨日解散したJAL再生タスクフォースの報告では、実質2500億円の債務超過だという。

4~6月期990億円の赤字を計上したばかりだが、親方日の丸体質を変えずに、いくら資金を注ぎ込んでも赤字は増えるばかりで、どうにもならない。

日航への不信感が極限に達している銀行団は、国が保証してくれないとこれ以上の支援はできないという姿勢を崩さず、私人チームに過ぎないタスクフォースはお手上げとなった。

結局、タスクフォースが出した結論は、10月16日にスタートしたばかりの「企業再生支援機構」による、事実上の公的支援だった。

この機構は、政府が100億円、130の民間金融機関が100億円を出資して設立された株式会社。1.6兆円の政府保証枠で、経営難に陥った企業に出資、または融資して再建を助けるのが目的だ。

日航は昨日、前原国交相の指示でこの機構に救いを求めて駆け込んだが、そうなると複雑な気分になるのは、われわれ国民である。

私欲の対立による放漫経営で堕落した民間企業をなぜ、国の保証付きで資金援助をして延命させねばならないのか。

その再建計画が中途半端なら、またまた抜本的解決のないまま延命させ、下手をすれば血税による穴埋めで国民の負担を強いることになりかねない。

できることなら、日本航空の再建は法的整理によってなされることがのぞましい。会社更生法を適用すれば、抜本的な再建計画が策定できる。

役員、資本、組織の変更はもちろん、経営の足を引っ張っている社員の高待遇や労働組合の問題も白紙にできるだろう。最大の難題である企業年金の減額も可能になるのではないか。

ただこの場合の最大の泣きどころは、管財人となるスポンサーが見つかるだろうか、ということだ。

同業とはいえ、全日空が引き受けるとは考えられず、JRやJTBも二の足を踏むだろう。

むろん、前原国交相は法的整理ではなく、企業再生支援機構の活用によるJAL再建を模索している。破綻を食いとめようとする国交省官僚からの圧力は半端じゃないだろう。

ただ、目下のところ、企業再生支援機構はJAL救済に乗り出すかどうか正式には決めておらず、あくまで協議中ということのようだ。事前調査の結果しだいでは、引き受けない可能性もあるだろう。

つまり、財務省サイドで話が出ているように法的整理の可能性もまだ残されていることになる。

しばらくは企業再生支援機構の動きを見守るしかなさそうだ。



八ッ場ダム: 前橋市の洪水の真相はこれだ!

2009年10月30日 10時25分28秒 | Weblog
八ッ場ダム: 前橋市の洪水の真相はこれだ!(大野ひろみ)より

10月23日のブログに書いた、閉会日の「あまりにひどい自民党の答弁」
意見書に対する質疑は3回のみ、合計10分間と制限されている。それに対して答弁するほうは時間制限がないので、言いたいことを言える。しかし、伊籐議員は30分も無意味なことをダラダラとしゃべった。いくらなんでもひどすぎる。2回目の答弁をぜひとも見ていただきたい。「水の惑星」など、全く質問に関係のないことをしゃべり、私の質問をはぐらかしている。よほど、八ッ場ダム中止に対する反論に自信がないのだろう。

おりしも、群馬県大沢知事もまた、前原大臣との会見でとんでもない発言をしでかした。

いわく「98年の台風5号で前橋市では甚大な洪水被害が起こった。利根川の洪水で県庁駐車場の車85台が流されたのである。このような洪水を防ぐためにも八ッ場ダムは必要だ!」

NHKニュースでは、大沢知事がご丁寧に、当時の写真パネルを用いて説明する姿を放映。

ところがどっこい、この駐車場というのが、なんと利根川の河川敷に作られた県庁職員及び、前橋市役所職員のための「仮設・駐車場」だったのだ。

河川敷、つまり河原に作られた駐車場なので、当然、増水が予想されるときには使用禁止。

こんなところに駐車して、台風が襲来したのだからたまらない。

あっと言う間に利根川が増水。

数百台の車は移動できたが、85台は間に合わず、流されてしまったのである。

このあとの県議会で、駐車場を管轄する総務部長が以下のように明確に答弁している。

「駐車場使用承認の際、及び河川敷駐車場の入り口に設置した利用案内によりまして、河川の増水または非常事態発生のおそれのあるときには駐車場を利用してはならないことを(利用する職員に)承知していただいている」

当日の朝、河川敷は5時30分ごろより急激に水位が上昇。

これをいち早く察知した河川課から、朝7時には「危ないからゲートを閉めた方がよい」と知らせがあったにも関わらず、県当局は駐車場のゲートを閉めるなどの対応を全く怠った。

つまり、車が流されたのは群馬県庁の無責任体質が原因であり、八ッ場ダムは全く関係ないのだ。

気の毒に、このときの直接の責任者である職員一人が自殺している。

前述の群馬県総務部長は繰り返し、次のような答弁をしている。

「河川の増水のおそれのあるときには、駐車場を使用しないでくださいとか、あるいは駐車場で発生した事故につきましては当事者がその責任を負ってくださいと。
そのことを承知していただいている」

何のことはない、群馬県自体が、「事故は当事者の責任だ」と主張している。

それを八ッ場ダムに結び付けて論じるとは、大沢知事の詭弁は悪質であり許しがたい。

もちろん、自らが一番の責任者であるのに、職員に全面的に責任転嫁をしたことも同様に許しがたい。

更に、河川敷に仮設であろうとも何らかの施設を作るなど、あってはならないことだ。

大沢知事や森田知事など、1都5県の知事さんたちは「八ッ場ダム中止を何とか水に流してほしい」となりふり構わぬ虚言・妄言を繰り返しているが、次々と化けの皮がはがされる。

ご自分たちこそ、水でオツムを冷やしたほうがよろしいのでは?



紅葉たより

2009年10月30日 10時16分03秒 | Weblog
紅葉たより

京都の名所 色づき状況 更新日
洛北
貴船神社  色づき始め 10/28
三千院   色づき始め 10/27
寂光院   青葉 10/27
宝泉院   青葉 10/27
実相院   色づき始め 10/27
蓮華寺   青葉 10/27
曼殊院   青葉 10/27
詩仙堂   色づき始め 10/27
圓光寺   青葉 10/27
源光庵   色づき始め 10/28
高桐院   青葉 10/28
洛中
糺の森   青葉 10/27
北野天満宮 青葉 10/29
京都御苑  青葉 10/27
妙覚寺   色づき始め 10/27
洛東
真如堂   青葉 10/26
法然院   青葉 10/26
永観堂   青葉 10/26
南禅寺   青葉 10/26
高台寺   青葉 10/26
清水寺   青葉 10/26
毘沙門堂  青葉 10/28
洛西
神護寺   色づき始め 10/27
常寂光寺  青葉 10/26
天龍寺   青葉 10/26
祇王寺   青葉 10/26
嵐山・渡月橋 青葉 10/26
光明寺   色づき始め 10/28
善峯寺   色づき始め 10/28
洛南
東福寺   色づき始め 10/28
光明院   色づき始め 10/27
興聖寺   青葉 10/27
醍醐寺   青葉 10/27

日航再建、政府主導で練り直し 支援機構を活用

2009年10月30日 07時01分17秒 | Weblog
日航再建、政府主導で練り直し 支援機構を活用

前原誠司国土交通相は29日、日本航空の経営再建に公的機関の「企業再生支援機構」を活用する方針を正式に表明した。

日航は支援機構のもとで再建案の策定に取り組み、来年1月をメドに支援策が決まる見通し。

機構は公的資金による資本増強や企業年金の大幅減額などを検討する。

日航再建は国交相直属のタスクフォース(作業部会)が主導してきたが、今後は政府が強力に関与する形で練り直しとなった。

国交相は29日午後、作業部会から「日航再建は企業再生支援機構に委ねるべきだ」との内容の報告書を受け取り、その後の記者会見で「支援機構に(事前相談を)申請することを(日航に)指示した」と述べた。

鳩山由紀夫首相は同日夕、記者団に「前原国交相も一生懸命やっている。プロセスが間違っていたわけではない」と語った。

日航の西松遥社長は同日、支援機構の西澤宏繁社長を訪ね、再生支援に向けた事前相談を申請し、受理された。

支援機構は資産査定を進め、その管理下で日航が詳細な再建計画を策定。機構は来年1月をメドに支援の可否を決定する。