中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

オジさんの夏休み 青森自転車旅行 下北半島へ行こう その2

2017-09-24 | 自転車


オジさんの夏休みは、今年の雨が多い天候を考えると、嘘のように天気に恵まれました。

我々が青森に行く前日は大雨、着いてからは、風は強いものの雨は一滴も降りません。

今日も快晴です。



民宿のお母さんの朝ご飯をしっかりと味わい、大きくなったお腹を抱えて大間崎へ出発です。



途中に大間原発がありました。

送電線がいっぱいあるし、大きな煙突あるわけではないので原発かな?と、門の前にバリケードある事務所で止まったら、事務所からお兄さんが走って出てきました。

あ、なんか迷惑かけちゃったな、と「原発ですか?」
「はい」。
「なんかご迷惑をおかけしたようですが、ただ何かなと止まっただけですので、ご苦労様です。」

地震以降、原発には従来以上に逆風が吹いているのでピリピリしているのでしょうね。

いろいろ意見はあると思いますが、皆さんのおかげで電気のある生活おくっていることは事実です。

ご苦労様です。



大間崎で昼間になる様な行程が組めれば現地で本場の 「大間のマグロ」を味わうのですが、いかんせん出発してから30分ほどで到着。

昨夜の夕食で味わっているので、しばらく本州最北端を味わって出発です。



今度は、まさかり型下北半島の反対側の突端である、尻屋崎が目的地。



あいかわらず風は吹いていますが、今日は向かい風にはならない方向なので、ちょっと救い。

津軽海峡沿いの道を走りますが、割とすぐ向こうに北海道が見えます。



道は途中から直線地獄へと変わってゆきます。

尻屋崎のあたりは、台地になっているのでしょう、北海道の道のように一直線の道路がずっと先まで見えています。

車なら、おーっ!で済むかもしれませんが、自転車で走るには精神的にめげそうな道です。



信号もないので走り出したらずっとペダル回し続けているのですが、ずっと同じような景色で同じような道。

普段信号地獄の都会を走っているときには、信号いらねぇ!と思いますが、たまには信号あっても良いよ、状態です。


自分で勝手に止まれば良いのですが、きっかけになるものが何にも無い。 贅沢ですねぇ。


尻屋崎の前には、三菱マテリアルの大きなセメント工場。

青函トンネルの工事に使ったんでしょうね。

三菱マテリアルに入社して配属先、尻屋崎工場って言われたら、それどこ?ってきっと聞きたくなるよなぁと下らないことを思いながらようやく尻屋崎到着。



普段は、灯台には上がれないようですが、海上保安庁の方々がいて、ちょうど公開日。



もちろん上まで上がります。

尻屋崎灯台は、龍飛岬灯台のように崖の上ではなく、ほぼ水面高さに建設されています。



それでも上まで上がると高いし、360度のパノラマです。

これで、本州最北端3岬制覇です。 岬めぐり完了!





オジさんの夏休み 青森自転車旅行 下北半島へ行こう その1

2017-09-24 | 自転車


オジさんの夏休みも2日目。

1日2便の船に乗って、下北半島へ向かいます。

青森駅の先の乗り場から、脇野沢まで約1時間です。

小さいけれど、かなりなスピードの船には、全部で10人くらいのお客さん。

陸奥湾は、鏡のように穏やかですが、脇野沢から先は時化のため運休ですと。

昨日の龍飛岬は風の岬、で体感したように、やはり風が強いのでしょうね。 

少しでも外海に出ると波が高いようです。



脇野沢からは、仏ヶ浦という名所をかすめて海峡ラインと言う名の山越えルートです。

今日宿泊する民宿のお母さんに自転車でこれから伺います、と言ったら、あの道大変だけど頑張ってね!と。



まだ山に入る前の道の駅で、どら焼きを補給していたら、三沢から来られているIさんとご挨拶。

この先一本道なので、ご一緒させていただくことになりました。



山越えで、なんとなく半分上りで半分は下りと勝手に思い込んでいましたが、実際は佐井の町まで、ほぼ全行程で上り下りを繰り返す道でした。

90km程で獲得標高1200m程。




激坂があるわけではありませんが、延々と繰り返す上り下りと、強い風、特に坂を登っているときに、上から吹いてくる風と、たまの下り坂での向かい風、横風には苦しめられました。



山の区間の2/3程来たところで、ようやく食事にありつけました。

丼一杯のウニ丼! 



うまかったです。シーズンは若干過ぎているので、本当のおいしさではなかったのかもしれませんが、私には十分!


車にもほとんど出会いませんし、自転車は我々3人だけでした。








クリートの調整が効果ありで、今日は足痙りも無し。



坂はもういいよぅ!と思うことしばし、ようやく佐井の町に到着しました。



同行いただいたIさんは、これからまだ150km程走って帰られるとのこと、グルッと回って350km程ですね。

実際に、翌日以降同じような道を走りましたが、あの直線地獄の道を淡々と一人で夜走るというのは、辛そうです。

真っ暗で、景色が見えない分、精神的には楽だったのかなぁ。



民宿の夕食は、地元の魚を中心に、本当に食べきれないほどの料理。

その上どれもこれも全部おいしい!!

風呂上がりに飲むビールも美味いし、もう入りません、と言うくらいお腹膨らませてあっという間に寝てしまいました。




オジさんの夏休み 青森自転車旅行 突然の龍飛岬

2017-09-24 | 自転車
さて、早朝の新幹線、はやぶさ1号ですが、満員です。

新青森まで3時間ちょっと、新幹線が出来ても距離が短くなるわけではありませんので、結構時間はかかります。

到着すると、東京とは違う涼しさと乾いた風を感じます。

朝まで結構な大雨が降っていたようですが、晴れ男二人のおかげか、日頃の行いのおかげか、青空が迎えてくれました。



まあ、とりあえず宿泊先へ行って、余分な荷物を置いてからどこかへ出かけましょう。

宿泊先のビジネスホテルの傍は青森駅。八甲田丸も見に行きましょう。

これからどうしようか、と二人で話しているうちに、道端の観光地図に書かれた「龍飛岬」に反応してしまいました。

70km位だってさ、と言いながら、頭の中は「津軽海峡冬景色」フルコーラス状態。

昼メシは、コンビニのおにぎりで片付けて、つがる~かいきょう、ふ~ゆげ~しき~~と頭の中で響くメロディに押されて北へ向かいます。



陸奥湾沿いの海が見える道を北上しますが、信号もほとんど無いし、街道沿いの街を繋いでいく生活道路。



最近出張ばかりで運動していなかった身体には、横風だったり向かい風になったりという風と、所々に出てくるたいしたことの無い坂がこたえます。





ちょっと前にクリートを前に出したからでしょうか、足が攣ったりもします。

国道の横に「青函トンネル入り口公園」という看板発見。

もちろん寄り道してみます。

売店が一軒あって、オバちゃんが「あと15分で新幹線通るよ」と教えてくれるので、青函トンネルの入り口と新幹線をしっかり見てきました。



展望台があって、ほんの目の前5-10mくらいの所を新幹線が走ってゆくというのは、それだけでも新鮮で楽しい経験。

北海道新幹線は、上り下りともに大体一時間に1本のダイヤなので、何回もも見られるわけでは無いですが、ここへは是非立ち寄って欲しいですね。



龍飛岬に近づいて行くと、「風の岬」という看板があります。 

車だとわからないかもしれないけれども、自転車はしっかり体感が可能。

風力発電の風車もいっぱい立ってます。



龍飛岬は、お約束のように崖の上に灯台があって、最後はしっかり坂道。

てっぺんではないところに、津軽海峡冬景色の記念碑があって、ボタンを押すと2番だけが流れます。

ごらん、あれがたっぴみさき、きたのはずれと~~♫

周りに誰もいなかったので、一番から歌わせていただきましたよ。





灯台まで上がると、その横に、酷道ファンにはお馴染みの「国道339号線 階段国道」



存在は知っていましたが、自分の目で見るとは、正直思っていませんでした。

今回だって、龍飛岬に来るという予定は全然無かったですからね。



津軽半島をまた走って青森へ帰りますが、コンビニも自動販売機もほとんどありません。

普段、以下に便利という名の異様な世界に住んでいるか、改めて感じます。

たまに見かける自動販売機や道の駅などで補給しながら帰ります。

足は相変わらず時々攣ったりしますが、踏み込まないでクルクルしている分には、痛いけど走れます。

走らないと山中で食事無しの野宿ですからね~。

太ももの裏側あたりが攣るので、宿に帰ったらクリートを少し後ろに戻しましょうね。

明るいうちに山中コースを無事終了し、すっかり暗くなった海岸沿いの単調な道に、飽きながらも、食事と睡眠を求めて淡々と走って帰りました。


初日は、青森あたりでのんびりウロウロかな、という当初予想とは大きく異なる、突然の龍飛岬往復160kmでした。

オジさんの夏休み 青森自転車旅行出発まで

2017-09-24 | 自転車


毎年夏休みにどこか遠くへ自転車持って遊びに行こう、知らないところを走りに行こう、と思いながらも、出張やら天気が悪そうだとか、いろいろな理由で、没になってしまっています。

今年は、ちゃんと遊びに行こう! と照準を青森県に定め、下北半島本州北端岬巡り にしていました。

最近、先輩やら友人で、違う世界に行ってしまったり、病気で手術をしたりという話が増えて来て、自分もそう言う手術をしているだけに、何時までも元気でなんでも出来るわけじゃ無いと、改めて思うことが増えて来てしまっています。

今年は忙しいから、と先送りできなくなる日がそんなには遠くないような気がして、やれるうちにやりたいことをしなくてはいけないと、可能な範囲で実現させてゆく事を目標にしてしまったりもしています。


子供の頃から行きたかった恐山、どんなところか詳しく調べたわけでもないのですが、行かなくてはいけない場所の一つだと勝手に思っていました。

会社の同僚が、青森の人で、お盆の後8月中がベストシーズン!と教えてくれたので、8/26-27の週末狙いで、仕事や出張の調整をしてきました。

なんとかうまく調整が付き、自転車乗りの友人に「青森行かない?」と声をかけたところ、行きましょう!と嬉しい返事。

誤算だったのは、会社の同期とゴルフに行く約束をしていた日を1日間違えて、参加できなくなってしまった事。

春頃から約束していたのに、ごめんなさい。


うまく休みも調整できて、8/25(金)に新幹線で新青森。
8/26(土)、船で下北半島に渡って、山越え。80km位
8/27(日)、大間崎から尻屋崎を回って、むつ市まで。110km位。
8/28(月)、恐山を往復して、その後はどこか新幹線に乗れるところまで出て帰る。多分100km未満

というものすごくおおざっぱなスケジュール決定。

普段、1日で150km位は普通に走りますが、折角の旅行なので、寄り道、見学、食べ歩きなど多少の考慮が入って比較的のんびりかなと。

車や電車で出かける旅行も、あまり詳細には計画せず(できず、とも言われるが)行った先で面白そうな所へ行くスタイル。

とはいえ、行きの新幹線やとりあえずの宿泊先は確保しておきました。いい年のおじさん二人で野宿になっても困りますからね。

毎日自転車で移動する日程になったので、荷物は最低限。

朝晩は結構冷えますよ、という同僚の助言のおかげでとても助かりました。

リュックサックしょっていくと、暑いのと負担になるので、大きめのサドルバッグ+ヒップバッグで行くことにしました。

荷物はこれに入るだけ、しか持って行けませんよ!

結果厳選された(笑)携帯品は、ほぼ着替えのみ。
ジャージだが普通に来てもまあまあ許せる半袖 1枚。下着(長袖)2枚、新幹線の中と宿泊先、食事用シャツ1枚、ハーフパンツが1枚、パンツが一応2枚、靴下が2足、防寒用にアームカバーとレッグカバー、ウインドブレーカー 1枚、携帯などの充電器 1式、靴1足 輪行セット一式、以上です。

昼間自転車乗るときのジャージ、短パンは、宿泊先に到着後洗濯して、翌日出発までに乾くことを期待しました。

まあ、濡れていたとしてもどうせ汗ですぐに濡れるのですから、同じようなものです。

道中補給が出来ないことも想定し、ボトルは2本。 応急措置用の工具はトップチューブの下に小さなバッグ装着。

フル装備するとロードバイクとは思えない重量ですね。

会社用と個人用の携帯電話に、カメラ、のはずだったのですが、出かける直前まで充電をしていて、お約束のようにカメラを忘れていったのは残念です。


さて、出発当日、6:32のはやぶさ1号に乗るべく夜明けの空を見つつ家を出発しました。


自転車に乗っていることの効能?

2017-09-24 | 遊び


自転車に乗っていると、雨が降ったら黙って濡れるだけです。

傘をさせるわけでもないし、カッパを着ても自分の汗で中から蒸れて濡れていきます。

冬は濡れると寒いし、風邪引きそうなので、雨が降ったら自転車に乗らないことにしていますが、今のように暑い時期は、どうせ自分の汗で濡れているのでよほどの大雨で無い限り、黙って濡れながら走っています。


もともと傘ってそんなに好きな道具ではないし、多少の雨なら傘ささずに濡れていることが多かった私ですが、最近は結構降っている状態でも傘無しでいることの方が多くなっています。


先月、箱根でゴルフをしようと友達と出かけたときに、大気が不安定とかでまず霧が出てきました。

だんだん前が見えなくなってきて、そのうち雨も降り出しました。

仲間達は、カッパを着て、濡れないようにしながらも、なんだか寒いなあと。

私は、霧と雨で濡れながら、全然平気。

多分全身が濡れている状態に慣れているのでしょうね。




風邪もほとんどひかなくなりましたね。

自転車にいっぱい乗っている効能。