オジさんの夏休みは、今年の雨が多い天候を考えると、嘘のように天気に恵まれました。
我々が青森に行く前日は大雨、着いてからは、風は強いものの雨は一滴も降りません。
今日も快晴です。
民宿のお母さんの朝ご飯をしっかりと味わい、大きくなったお腹を抱えて大間崎へ出発です。
途中に大間原発がありました。
送電線がいっぱいあるし、大きな煙突あるわけではないので原発かな?と、門の前にバリケードある事務所で止まったら、事務所からお兄さんが走って出てきました。
あ、なんか迷惑かけちゃったな、と「原発ですか?」
「はい」。
「なんかご迷惑をおかけしたようですが、ただ何かなと止まっただけですので、ご苦労様です。」
地震以降、原発には従来以上に逆風が吹いているのでピリピリしているのでしょうね。
いろいろ意見はあると思いますが、皆さんのおかげで電気のある生活おくっていることは事実です。
ご苦労様です。
大間崎で昼間になる様な行程が組めれば現地で本場の 「大間のマグロ」を味わうのですが、いかんせん出発してから30分ほどで到着。
昨夜の夕食で味わっているので、しばらく本州最北端を味わって出発です。
今度は、まさかり型下北半島の反対側の突端である、尻屋崎が目的地。
あいかわらず風は吹いていますが、今日は向かい風にはならない方向なので、ちょっと救い。
津軽海峡沿いの道を走りますが、割とすぐ向こうに北海道が見えます。
道は途中から直線地獄へと変わってゆきます。
尻屋崎のあたりは、台地になっているのでしょう、北海道の道のように一直線の道路がずっと先まで見えています。
車なら、おーっ!で済むかもしれませんが、自転車で走るには精神的にめげそうな道です。
信号もないので走り出したらずっとペダル回し続けているのですが、ずっと同じような景色で同じような道。
普段信号地獄の都会を走っているときには、信号いらねぇ!と思いますが、たまには信号あっても良いよ、状態です。
自分で勝手に止まれば良いのですが、きっかけになるものが何にも無い。 贅沢ですねぇ。
尻屋崎の前には、三菱マテリアルの大きなセメント工場。
青函トンネルの工事に使ったんでしょうね。
三菱マテリアルに入社して配属先、尻屋崎工場って言われたら、それどこ?ってきっと聞きたくなるよなぁと下らないことを思いながらようやく尻屋崎到着。
普段は、灯台には上がれないようですが、海上保安庁の方々がいて、ちょうど公開日。
もちろん上まで上がります。
尻屋崎灯台は、龍飛岬灯台のように崖の上ではなく、ほぼ水面高さに建設されています。
それでも上まで上がると高いし、360度のパノラマです。
これで、本州最北端3岬制覇です。 岬めぐり完了!