中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

3拍子揃ったゴルフ場

2005-12-12 | ゴルフ
昨日は、この町の日本料理屋さん主催のゴルフコンペでした。
めずらしく小雨模様でその上途中では風が強く寒い一日でしたが30人ほどの参加者で楽しい一日でした。

ゴルフ場は10月の台風でゴルフ場へ行く道路がメチャメチャになった場所。2ヶ月以上たっていますが、まだまだ復旧したとは言えない状況です。道路の上にそれこそ山のように崩れてきていた土砂は取り除かれていましたが、ほとんどの場所はそれだけです。完全復旧にはまだあと半年はかかるでしょうね。

このゴルフ場、3拍子揃っていることで有名です。コースは幅も広く距離も長くて結構楽しめるのですが、「遠い、食事がマズイ、キャディさんがいい加減」という3拍子がバッチリ揃っています。

遠い、というのは町から車で約1時間かかります。日本の事情から行けば近い、のでしょうが、我々は自家用車運転しているわけでもなく、家から15分という場所にもゴルフ場がありますので、1時間というのは「とっても遠い」となります。

食事がまずい、昨日はコンペで主催者が食事を用意していたので仕方なくちょっとだけ食べましたが、普段はここのコースでは何も食べません。どうやったらここまで上手に不味く作れるか、と聞きたくなるくらいマズイです。地元味だとばかり思っていましたが、昨日一緒にいたキャディさん(地元のオバちゃん)に聞いても「ここはマズイ」と言っていましたのでほぼ共通認識なのでしょう。

キャディさんがいい加減、というのは日本人の感覚だと思われます。3拍子揃っているという評判は有名ですので日本人の客は非常に少なくほとんどが中国人のお客さんです。彼らは自分でドンドン判断して勝手にプレイしてゆきますのでキャディさんには多くを求めません。ボール持ってこい、ティ持ってこいと言うような要求はしますが、グリーン読むのは自分の仕事、と思っています。
でも日本人は結構細かくいろんな事を要求するので、キャディさんは戸惑うのです。ほとんどの日本人は言葉も障害となりますので、双方の誤解が積み上がってゆきます。


ところで日本人のコンペに出ると毎回時間がメチャメチャ長いので結構めげます。普段中国人や台湾人の友達と回ると4人でも4時間超えるなんて事はあり得ません。2人なら2時間半ほどで1ラウンドします。でも昨日も5時間近くかかりました。1球1球が丁寧なんですよね。私に欠けているのはあの丁寧さなんでしょうね。

こんな所でも自分の脱日本人度の高さに気づいてしまいます。