ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

3/24日 葦毛(いもう)湿原 (下段):稜線上の花園(ヒロハノアマナ・イチゲキスミレ)を見て下山。

2018-03-29 07:12:05 | 草花
稜線に着いて、それを東進すると目指す花園が出てきます。
そこは地元のボランティアの方たちが杭を打ちロープを張って保護している、ヒロハノアマナとイチゲキスミレの楽園になっています。
以前、ヒロハノアマナは稜線に広く分布していたそうですが、乱獲に遭い、この場所でしか見られなくなったようです。
そしてイチゲキスミレは、もともとここでだけ生育していたそうで、これは特別貴重な場所となっています。

稜線着 ↓

T字路になって稜線と当たります。その稜線の道を東進します。



ヒトツバ ↓

岩のゴツゴツした道になると、シダ植物のヒトツバが出てきます。



見晴らし箇所 ↓

稜線上に南側の見晴らしの良い場所があり、そこには椅子が置かれていました。



太平洋方面 ↓

そこからは太平洋方面が見えています。



ヤブツバキ ↓

再び稜線歩きを続けます。ヤブツバキは最盛期は過ぎてきたようです。



カタクリ ↓

一か所カタクリの株を見つけました。これはもう花を咲かせることが出来たようですね。時間がもう少し進むと花を開くのではないでしょうか。



マキノスミレ ↓

マキノスミレは稜線上で目にします。



ヒロハノアマナ ↓

目指す花園にやって来ました。ヒロハノアマナはまだ時間が早いので全開していません。



イチゲキスミレ ↓

こちらは保護の甲斐あって株数が増え、保護された範囲内で、より広く生育しているようです。

この花園を目当てにしてやってくる人で、混んできたので、この場を後にします。



巻き道風のコース ↓

まずは、山を巻くような感じの道を使って下りて行きます。



中ほどの巻き道

山の中段にある巻き道を使い、湿原に近づいて行きます。



ショウジョウバカマ ↓

道の脇で、やや陰地に咲くショウジョウバカマは、日当たりのものよりも色が清冽でした。



湿原内 ↓

湿原内に戻ってきました。今度はハルリンドウはどうでしょうか?



ハルリンドウ ↓



今度こそはちゃんと花を見ることができました。これで満足です。



湿原を出たところで旧知の方に行き会いました。
この方は博物学者みたいなお方で、小生の師匠みたいな人なんです。
かれこれ30年以上になるお付き合いは、ここの湿原だけで、名前も姓だけしか知りませんし、住所も電話番号も全く知らないのです。
相手さんが、淡い付き合いだけを望んでいて、粘着質なお付き合いは嫌っているためです。
その方と恐らく20分ほどお話をして、お別れしました。



帰着 ↓

駐車場は相変わらずの賑わいでした。 ここに戻ったのは午前10時52分のことでした。

次の目的地金山と雨生山に向かって出発します。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (こりん)
2018-03-29 19:56:54
こんばんは
イチゲキスミレこの地方では、ここだけで有名になっていますね。
無事に生育されており増えて欲しいものです。
平日でも誰か歩いていますので保護には有効でしょうか。
弓張山地の最南端は、ずっと遠州灘が見える楽しい所です。
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こりん様へ (ぶちょうほう)
2018-03-29 21:57:05
こりん様 こんにちは
昨日は朝早や立ちで夜遅くまでかかって鈴鹿の山を歩いていました。
5年前と同じ道を歩いたのですが、大幅に遅れてしまい、昨日はネットを一切やることができませんでした。

葦毛湿原は湿原そのものよりも背後の稜線歩きの方が面白味がありますね。
ここのイチゲキスミレはずっと以前からこの場所でだけ見られました。
そういう意味からいえば相当貞操観念のしっかりしたものですね。
ヒロハノアマナについてはいつも朝に訪れていますので、なかなか全開した花を見ることができないでいます。

山の上から広い海原を見渡すのは小気味よいですね。
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希少な花 (山ちゃん)
2018-03-30 22:00:14
ぶちょうほうさん、今晩は!
ヒロハノアマナも絶滅危惧種に指定されていますが、それ以上にイチゲキスミレは希少ですよね。随分前に湯布院でキスミレを見ましたが、同じ花だったか?記憶に残っていません。
ハルリンドウが咲き始めているようですが、中々出会う機会がないのが残念です。
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山ちゃん様へ (ぶちょうほう)
2018-03-30 23:30:16
山ちゃん様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
ヒロハノアマナはつい10年ほど前には藤原岳の藤原山荘から天狗岩に向かうあの広い尾根上に無数に咲いていましたね。
ところが近年全く姿を見なくなりました。
キクザキイチゲも藤原山荘の背後の笹原でこれもたくさん姿を見ましたが、今ではほとんど見かけません。
これはシカの食害なのでしょうかね。
翻って、この記事の葦毛湿原背後の稜線上ではかなり広く生育していたらしいのですが、こちらは人為的な盗掘で生育場所は限定されてしまいました。

イチゲキスミレは小生がここに通い始めた頃にそういう名前で呼びならわされていましたので、今でもその名で呼んでいますが、おそらく普通に「キスミレ」でよろしいと思います。
愛知県ではここだけ、静岡県でもおそらく一か所だけのごくごく限られた分布のようです。

ハルリンドウは東三河の低山で広く点在しています。
今でも普通の里山でも見かけることは多いと思います。
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