ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/20日 鳳来寺山 馬の背コース その5:馬の背岩展望台から先で、道を失う

2013-07-26 08:05:57 | 草花
(ブログ更新がいつもの時間よりも遅れてしまいました。)
今回の記事では馬の背岩の展望台に着き、そこから山頂を目指す場面ですが、途中でコース取りにやや拘り、最初に思い描いたとおりに進もうとして、道を失ってしまいました。
そのまま強行突破しようとしましたが、岩の壁に遮られて、それを突破出来ずに回り込んだりしながら、また山道に出会うまでのレポートとなります。

イチヤクソウ ↓

イチヤクソウが出て来ましたが、この株は今年花を持たなかったようです。



馬の背岩展望台 ↓

やがて東屋風の建物の置かれた場所に出ます。これが馬の背岩の展望台のようです。


山上の宿坊 ↓

展望台からは北東面が見えていて、同じくらいの高さのところに山上の宿坊が見えています。



鳳来寺本堂 ↓

宿坊からもう少し歩くと、鳳来寺の本堂がありますが、その屋根も見えています。



鏡岩 ↓

本堂の左手の岩壁ですから、これは鏡岩でしょうね。




正面の岩壁 ↓

馬の背岩からほぼ真北方向、真正面という感じで大岩壁が見えています。
地図で確認すると、この最上部の向こう側に奥の院があるようです。



馬の背岩? ↓

展望台をあとにして歩きだします。程なく岩の稜線が出てきます。
これが馬の背岩でしょうか、ほかの山で出会う「馬の背岩」はもう少しだけ緊張感を強いられますが、ここの馬の背岩はほとんど怖さを感じずに通過できました。



ミヤマウズラ ↓

馬の背岩を通過してから、道は右の方に導いていきます。その道の行き着く先は参道の石段のようですので、それを嫌い、薄い踏み跡のある尾根をたどることにしました。
尾根上でミヤマウズラを見ました。



行き止まり ↓

尾根道を遮二無二登ったことは、結果的には失敗で、馬の背展望台から正面に見た大岩壁のその基部に出てしまったようで、これ以上は進めないような場面となりました。
そこで少し戻ってから、岩壁に沿って左に回りこむようにします。


乾いたイワヒバ ↓

岩の基部を、左に左にと回りこみながら、ウチョウランが咲いていないかと探していきますが、今回はついに見ることが出来ませんでした。
その代わりにイワヒバは沢山見ています。雨が少ないので葉が内側に丸く縮こまっています。



ノギラン ↓

ノギランの咲いたものも出て来ました。これでヤマユリが出てくれば言う事はありませんが、そう上手くはことが運びません。



イワタケ ↓

岩壁にイワタケも貼り付いています。ここでは見るだけに止めておきます。



サルノコシカケ? ↓

岩壁基部の回り込みが終わり、尾根歩きで高度を稼いで行きます。
これもサルノコシカケでしょうか、普段見るものとは一味違って、上面に泡を吹いたような突起が沢山出ています。



エンシュウハグマ ↓

ここでも秋にはエンシュウハグマの花が見られると判りました。


シライトソウ ↓

この山でシライトソウを見るとは意外なことでした。やはり一つの山でもいろいろなコースで登ることによって新たな体験が出来るものですね。
勉強になりました。


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4 コメント

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鳳来寺 (かなこ)
2013-07-26 13:36:24
ぶちょうほうさん今日は。
午前中早々とUPした段階で雲行きが怪しくなり 雷鳴も轟き始めたのでPCを切りました。
そのご地震と雷雨に見舞われ やっとの雨を喜びました。
植物も生き生きしています。
現在も曇天で涼しげです。

ブッポウソウで有名な鳳来寺。
立派な宿坊があるのですね。
あの辺り行っておくべきでしたと後悔しています。

馬の背を超えたら行き止まりとは残念無念ですね。

昔小説の一節に行き止まりの道があるのですね。と聞いた覚えがあるのですが正にその通りでした。

岩茸のことを今日TVローカル版でするようなこと言っていました。
貴重な珍味で収穫は命懸けとか・・美味しかったでしょうか??

いろいろな植物に出会え良かったですね。


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かなこ様へ (ぶちょうほう)
2013-07-26 18:02:39
かなこ様 こんにちは コメントをありがとうございます。
かなこ様とは御身のことでしたか。いきなりのことで、全くエアーポケットに入ったような心地です。
まさか御身のこととは全く想像の外にあったものですから、気づかずにボケをかましてしまいました。
HNを新たにされて、気分一新ですね。
これから先もよろしくお願いいたします。

三河では15時台から17時半頃まで雷雨と竜巻注意報が出ましたが、結局雨粒は一滴たりとも落ちてきませんでした。
今は大雨注意報に変わっているようですが、どうもアテにならないようです。

ブッポウソウの声を近年聞けなくなってしまい、寂しい限りです。
おそらく森林伐採がお気に滅召さなかったのでしょうが、環境を取り戻して、早くこの地に戻ってきて欲しいものです。
ブッポウソウは夜の帳の下りる薄暮の頃から鳴き出しました。
あの鳴き声を生きているうちにもう一度聞きたいと願っています。
鳳来寺山は、秋にそこそこ紅葉しますので、紅葉狩りも悪くは無さそうですが、そのころは渡り鳥のブッポウソウも居なくなっています。(勿論来ているとしたら・・・の話ですが)

馬の背を越えたら、道は石段に誘うようにつけられていましたが、そちらは採りたくないので、敢えて、道のないところを選びました。
その挙句の行き止まりなのです。

イワタケは茸ではなくて地衣類ですね。どちらかと言えばサルオガセに近い存在だと思いました。
今回はこれを取る事はしませんでした。
国の名勝であり、天然記念物でも有りますし、天竜奥三河国定公園内でもありますので、採取はご法度です。

昔、このイワタケを腹いっぱい、嫌というほど食べた小生は格別の美味には感じませんでしたが、これを少量食べた、あるお方は「絶品!」とは言っていました。

出会えた草の花の時季にもう一度・・・・なんて考えもあったりします。
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いよいよ迷路? (コリン)
2013-07-26 21:27:21
こんにちは
いよいよ核心部の大岩下ルートですね。
私もチャレンジしましたが、あの岩には取り付く場所がない難所で西に迂回するしかなくといった感じですね。
鳳来寺山は、ぶちょうほうさんが以前にも書かれたように低山ですが侮れない難所があり楽しめる山と再度思います。
自分としては、まだ登っていない槙原川上流からもいずれチャレンジしてみようかと思っています。
秋から春いいですね。
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コリン様へ (ぶちょうほう)
2013-07-27 11:08:09
コリン様 こんにちは コメントをありがとうございます。
馬の背岩(?)を通り過ぎて程なく右に本堂の方に行く道がありましたね。
しかしそれではあっけないので、尾根を直登するようにしましたが、岩に行く手をふさがれました。
この岩は奥の院直下のもののようで、これ以上は危険ですね。

岩壁の基部がハッキリしている所を、回り込むのが正解なのでしょうね。これがロッククライミングなら真っ直ぐ進むのでしょうか。

鳳来湖周辺の山は険阻な岩塊がたくさん有り、そんなところに出くわしますと、岩登り素人のレベルではとてもお付き合いし切れません。

槙原川を遡ったルートと言いますと、玖老瀬峠の400mほど北西部の東海自然歩道に突き当たる山道を指しますか?
その道では稜線に到る最後の登りは、200mくらいの区間ですが、高度差は150mくらいある相当な急斜面のようですね。

山を歩くのにはダニの出ない時期が一番ですね。今回も足指の股をやられてしまいました。
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