ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

周辺巡覧 プチ「こころ旅」 その3(最終):山の眺めや麦刈り風景、そして夕景

2015-06-13 07:28:09 | 草花
6/6日 土曜の午後に自転車を漕ぎ出し、ごくゆっくり目に、寄り道をしながら走っていますが、我が家周辺ではホタルが飛ぶという話をトンと聞きません。

この地に引越ししてきた当初は、我が庭先にもホタルが飛んできたものですが、宅地開発が進み、目の前から田圃や自然の水路が失せてしまいましたので、それ以来ホタルの姿は見なくなってしまいました。

あるときは、ウシガエルが来て軒下で野太い声で鳴きだしたこともありました。
庭に蛇が出て、山の神様が気味悪がったこともありましたが、そういうことがどんどん遠のいていってしまいました。

そんなことを感傷的に思い出しながら、今回はホタルの出そうなところを尋ねてみようという気持ちがおこりました。

そこで行く先々で蛍のことを聞いていくことにしましたが、これがすべて空振りでした。
ホタルの棲んでいそうな環境のところでも、大量に農薬を使う今の農業形態ですと、とてもその環境ではないということが分かりました。
川の水が綺麗で、水生のモノアラガイやカワニナ、タニシやミヤイリガイなどの貝類が居て、水辺に草が生え、夜間に照明が無い場所・・・・・この条件が蛍の成育に必要なようですが、それに付け加える絶対条件に、周辺および流れの上流で農薬や毒物を使わない農法を維持されていることが加わっているのでした。

小生はホタル単一の保護活動にはそれほどの意義を見ては居ませんが、ホタルに限らず、生物が自然の状態で生育できるような自然環境を維持・拡大させる考え方は、全地球的な規模で育まれていくべきだと思っています。

このシリーズの最終部分をレポートします。
猿投山 ↓

6月にしては珍しいすっきりした天気でしたので、近場の山は良く見えていました。

木曽御嶽 ↓

猿投山の右側に木曽御嶽がありますが、さすがに、この季節らしい見え方でしかありません。

恵那山 ↓

恵那山あたりまでが、視野のぎりぎり一杯でした。

六所山・焙烙山 ↓

この二つの山は一塊になって見えています。

村積山 ↓

村積山はこのように見える場所では「三河富士」と呼んでいます。

麦刈り ↓

サイクリングロードの脇の畑では、今、丁度麦刈りの時季になっていました。

三連水車 ↓

ここまで来て折り返すことにします。

地蔵尊六体 ↓

お地蔵様も日陰になってきました。日は西に傾きはじめています。
自転車の方向を変えて、今度は南下して行きます。

サイロ ↓

デンパーク(安城産業文化公園)の付近に来ました。遠景は安城市農協のサイロです。

田園夕景 ↓

このあたりがホタルの一番出そうな場所と睨んでいました。
付近で農作業をしていた人に尋ねると、確かに以前は随分出たということでしたが、農薬の流入によって今は全く見なくなったということでした。
でも暗くなってからもう一度来て、確認してみる価値のありそうな場所だと思いましたね。
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2 コメント

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ホタル (かなこ)
2015-06-13 10:47:37
ぶちょうほうさん今日は。
子供の頃田舎でも蛍が飛んでいました。
この地も昔はぶつかる程飛んでいたそうですが 一度消えてしまってここ10年ぐらい前から自然復活しています。
農薬の影響はこんなに環境破壊したのですね。

自然との共存なかなか難しいものです。

遠くの山々がよく見えましたね。
三連の水車は回っているようですね。
トヨタの業績がいいようですから。
でも今後高齢化で問題ありにの町に指摘されていましたね。

お地蔵さんの日陰面白い写真でしたし湖畔の夕暮れも最高でした。
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かなこ様へ (ぶちょうほう)
2015-06-13 11:50:40
かなこ様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
昔は蛍が沢山いたものですね。でも昭和30年ころから怪しくなりました。
おそらくそのプラス・マイナス5年ほどでホタルはすっかり姿を消したのではないでしょうか。
ホタルと同時にアメリカザリガニも随分少なくなってしまいましたね。
稲作に農薬を大量散布するようになったからではないでしょうか。
自然の生き物を駆逐できる薬は、おそらく人間にも悪影響があることでしょうね。

農薬の害が認識されるようになり、それを抑制し始めたところでは、蛍が戻る傾向にあるようですね。
でも未だとてもか細いことのような感じがします。

稲作にとって、害虫の排除は大きな課題ですから、あちらもこちらも立てるということは難しいことですね。

こうして考えてくると害虫の除去と自然環境の維持とは相反する事柄のように思えます。
どのあたりで折り合いをつければよいのでしょうね。

この日はからりとしていて見通しも比較的良かったです。
三連水車は三つとも回っていました。横を通るときに水しぶきを浴びたくらいです。
高齢化の問題・・・・・そうかも知れませんね、こういう街にこそ、顕著に顕れるかもしれません。

湖畔・・・・・じつは苗を打ったばかりの水田でした。たしかにまるで池沼のように見えますね。
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