ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/28日 梅雨明けの日に 刈谷市の万燈祭(まんどまつり:愛知県指定無形民俗文化財)見物

2019-07-29 10:42:02 | 草花
東海地方で7月28日がやっと梅雨明けの運びとなりました。平年よりも遅かったようですが、これで酷暑に入って行きますね。

昨日は刈谷万燈祭を見にいってきました。本当でしたら7月の27日・28日と二日続きで催行されるはずでしたが、台風6号の影響でこの日(28日)だけの祭りとなってしまいました。

家を出たのは日の入り少し前で、日光のギラギラ感のなくなった夕刻6時40分過ぎのことでした。
自転車を市役所の駐輪場に置いて、15分位歩いて祭の会場にやってきました。

人混み ↓

この万燈祭は秋葉神社の祭礼として始まったもののようで、240年の歴史を持つそうです。
七つの町内会の他に地元企業が参加して、毎年行われるものです。

小生はこの祭りは初めて間近に見ましたが、よくTVでみる秋田の竿灯祭りや青森のねぶた祭りに類似していると思いました。
大きな張りぼてを作って、そこに内側から明かりをともし、その明りに紙を透かせて色鮮やかに浮き上がらせています。
この万燈の大きさは高さ5mくらいで、重さは60kgにもなるそうで、これを一人で担いで勇壮に舞うというものです。


屋台 ↓

道は歩行者専用になっていて、道端には露店が並びますが、思ったよりも数が少ないと感じました。



まつりの本部 ↓

ここには警察も詰めています。



寺横町の万燈 ↓

「明智光秀、信長を討つ」というテーマで、実際にはなかった”直接決戦”を空想で創作しています。



東陽町の万燈 ↓

「夏の陣 いくさ勝成 鬼日向」というテーマで、このまちの刈谷初代藩主「水野勝成」の一番槍を表現しています。




広小路五組の万燈 ↓

テーマは「悪源太義平」で、この悪源太義平は源頼朝の兄にあたるそうです。
敵に対して復讐の炎の燃え盛る感じが良く表現できていると思いました。



広小路の万燈 ↓

テーマは「巴御前 粟津の戦い」ということで、女武者の巴御前が敵将を追い詰めた場面を表現しています。



銀座の万燈 ↓

「国譲り 建御雷と建御名方」
建御雷は”たけみかずち”、建御名方は”たけみなかた”と読み、古事記に記された国譲り神話の世界を創作したようです。
両者は国土の主権を賭けて戦ったそうで、天上最強の神と、地上最強の神の激突を表しています。
建御雷は巨大なナマズを担いでいます。


秋葉神社 ↓

ここが祭りの中心で、ここに各町内ごとに万燈の舞を奉納していきます。
境内は狭くて、人いきれで蒸し暑くて不快指数は100%以上はあったと思います。
場外のアナウンスで、「熱中症の人が出た・・・」とのことで注意を喚起していました。
この場を早々に退去します。



秋葉三尺防 ↓

神社の隣はお寺さんでした。
ここにも夜間の参拝者が集っています。

小生はこれで退去しますが、とにかく蒸し暑くて、堪りませんでした。

帰り道は自転車を漕いでゆっくりと夜風に当たりながら戻りました。
コメント (4)
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