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ブルージュの鐘




20年以上も前の松田聖子の楽曲に「ブルージュの鐘」というのがある。いや、あるらしい。

聖子ちゃんファンの友人から話は聞いていて、聴いてみたいという思いがようやく叶った。
youtubeは素晴らしいなあ。



大人のすることではないが、歌詞をつっこんでみたい。
(当ブログは姑のように鬱陶しく、星の王子さまのように愚痴っぽいブログです)



朝食には蜜のついたワッフル

ベルギー人は、いやブルージュでは、朝食にワッフルを食べる習慣はない。断じて、ない。
朝食にワッフルを食べるのはアメリカの習慣である。ホテルのオーナーがアメリカ人だった場合、朝食にワッフルが供される可能性はゼロではないだろうけれど。

彼女が泊まった向こう岸が教会の運河沿いのホテルはそういうアメリカンなホテルなのかもしれない。
ちなみに運河沿いのホテルは実在するが、運河沿いの教会はない。



だめね英語まるで通じない

橋の上で絵を描くベレー帽のハンサムなおじさまはいたのかもしれない。でも、英語が「まるで通じない」というのは考えられない。道を訪ねられて英語で答えるくらいならば、少なく見積もっても10人中9人が答えられるだろう。
彼女はどんなおじさまに声をかけたんでしょう?このおじさま人が悪いのかしら?それとも彼女の美しさにぼーっとなっているのかしら?



市場への道を

ブルージュに常設の市場はない。
マルクト広場(市場広場という意味)の場所を尋ねたのか?



綺麗な鐘の音 ディンドン

オノマトペの選び方はとても主観的なものだから、ディンドンと聞こえたとしてもおかしくはない。わたしにはガランガランガランとか、ガンガンガンとか、ゴンゴンガゴンと聞こえる。ガランガランでは聖子ちゃんが歌うすてきな歌詞にはならないということか。やはりここではかわいらしくディンドンですよね(笑)。






これらのことから判断して作詩をした松本隆はブルージュに実際来たことがあるのだろうか、それともないのだろうか。

わたしは「多分パリやブラッセルから日帰りで訪れたことがあるかもしれない」と推理しよう。


そして重要なこととして、この曲がブルージュ観光促進のためのイメージ作りには役に立っていることは十分に認めよう。今後20年経ってもこの曲はブルージュへの憧憬をかき立てるだろう。


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