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親のココロ、子知らず




夫と娘の会話。

『パパ、ママには内緒のお話があるの。昨日ね、ママがリビングにいる時、キッチンの床にチップスのかけらが落ちているのを見つけたの。それね、食べちゃったの!』

『でもそういうのは汚くない?ずいぶんお行儀の悪いことするんだね(笑)。』

『汚くなんかないよ。ちゃーんとキレイにして食べたから。ママには内緒よ。』


これ、お菓子を制限していることの弊害であろう。
普段から決まった量のお菓子しかもらえない彼女は、外出先でいただく幸運にあずかったときも、まるで今まで食べたことがないかのように狂喜乱舞するのである。
恥ずかしい。

しかも拾い食いまでしているとは(またその姿が目に浮かぶ)。
ああ。



が、ふと実家の母が言っていたことを思い出した。
『教会のお庭で、他のお子さんはお菓子をお行儀よくひとつづついただいているのにMoetさんはわしずかみにして、しかもすぐに食べ始めた』

また、甘いものに飢えていたため、ビオフェルミンを一瓶食べてしまったこともある。
お供え物の落雁は盗み食いの常習犯であった。

しかしこの事件後、母は考え方を変え、普段与える量を増加したそうである(笑)。

でも、おやつを制限されたからこんな性格が形成されたとは限らない。
血は争えないって。

失敬だな、きみは。


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ヘレナの頬




たまたま行った図書館で、ヘンリー・ジェイムス原作の映画、「The Wings of the Dove(鳩の翼)」を見つけた。

ヘレナ・ボナム・カーター主演。


好きなのだ、彼女が。
品が備わっていて頭もよさそう、で、同時に蓮っ葉で最悪に柄が悪い。

イギリスのヘレナ・ボナム・カーター
フランスのジュリエット・ビノシュ
日本の大竹しのぶ

御三家と呼びたい。顔、似てない?
それから、痩せているんだか肥えているんだかわからない身体つき、顔つき。
芸風も似てる。
そして3人ともジャージが似合いそう。



映画「鳩の翼」は美しくはあるけれど、小説に比べたら粗筋だけという感じだった。ボナム・カーターの演技力は充分堪能。はまり役であった。
若いころより頬がこけ、もっと凄みがでてきている...こわ。

おばさま役のシャーロット・ランプリングの美しさは特筆しておこう。
ああいうおばあちゃ...もとい、マダムになりたい。


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雪!






昨夜遅くから降り始め、お昼過ぎには消えてしまった今年初めての積雪。



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Monogram Cerises




ブラッセルのルイ・ヴィトン、いつも日本人客で賑わっている。

わたしに関して言えば、マーク・ジェイコブスのデザインするアパレルはとても好きで着たいものがたくさんあるのだが、かばん系は他に愛するブランドがある。

どちらかというと好みが一定しているので、浮気はほとんどないタチである。

もちろん80年代にはわたしだってワンレン/ボディコンの女子大生で、今は廃番になったようなのをたくさん持っていた(笑)...



さて、この昼下がり、友人がヴィトンに行くと言うので同行した。
実はわたしは、ブラッセル店来店2回目のヒトで、超いちげんさんである。
友人たちは慣れてる~。


入店するなり、村上隆氏とのコラボ新作「モノグラム・チェリー」が「アタシってかわいいでしょ?」という風情で並んでいた。


サクラ柄が発表されたときは、わが目を疑ったが、このセンスこそがアーティストの先見か、人々の美意識が慣れて変化していくのか、すかさず「さくらんぼ!かわいい~!」と反応してしまった。

日本人の綺麗な店員さんとしばし歓談し、コーヒーをいただき、(こういうお店でいつも必ずコーヒーをいただいてしまう。コーヒーで財布のヒモがゆるみそうな人間に見えるらしい。)

モノグラム・チェリーも携えて帰宅した。


もちろん娘に自慢。
彼女もすごく気に入り、共同で使いましょね、と言い包めておく。
ヴィトンのかばんを買ったのはそれこそ10年ぶりくらいなのだが、新しいかばんって人間をうきうきさせるものなのである。

これで広告のウマ・サーマンのように途方もなく美しければ、わが世の春なのに。

わたしのノー天気さ加減を証明するようなエピソードである。


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long lost friend




10年以上前から仲良くしていた友人の行方を探している。


彼は就職してから駐在勤務のために海外転勤の連続で、しばらく連絡をとらないうちにとうとううっかり連絡先を失念してしまったのだ。

わたしの手元にあるのは「現在使われておりません」というテープが虚しく回転する彼の実家の電話番号のみである。


「会社に手紙を書く」というのはどう?と別の友人にアドバイスされた。
しかし人事部は私信なぞ転送してくれるものなのだろうか。特に個人情報漏洩がどうのというこの時勢に。
小規模な会社ならともかく、海外支店がいくつもある大会社なのである。



今日の午後、はらっと雪が降った。
彼も今年は雪を見ているだろうか。



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