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にんじん




今夜、出かけるためにDolce&Gabbanaのリトル・ブラック・ドレスを着用しようとしたら。

太った?!

思い当たる原因はただ一つ。


シャンパーニュである。

思えば妊娠して以来禁酒を心がけ、昔は酒豪と恐れられていたワタクシも最近ではシャンパーニュしか飲まぬように...

しかし、やはりパーティー・シーズンに突入してから毎日1人頭シャンパーニュ2本はまずかろう...
これを書きながらも、飲んでいるのだが。

でも産まれてこの方ダイエットした経験なし。

心を入れ替えて粗食に徹することにした(シャンパンはやめないのである)。

日本で生活しているころ、生のニンジンは独特の青臭さがあって敬遠していたのだが、ベルギーに来てからと言うもの大好物になった。

土壌が違うのかしらん、味が全然違うのだ。



以下はブラッセル在住の友人、20代後半の美女から教えてもらったニンジン・レシピをわたしなりにアレンジしたもの。
ダイエットにぴったりとは言え、熱々の白ご飯がすすんでしまうことはなんとも...

『ニンジンのサラダ』
ニンジン  大1本
酢     大さじ2
しょうゆ  大さじ1
粉砂糖   大さじ1
グレープシード・オイル  大さじ2
ごま油   大さじ2
すりごま  大さじ1

作り方:ニンジンを千切り(わたしはフードプロセッサーを使用)にする。
適当な容器に入れ、以下の材料をからめる。
できれば一晩冷蔵庫で味を馴染ませた方がおいしい。
Good Luck


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クリスマスおめでとう




イヴの午後、北海沿いの街、Knokkeにて


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くるみ割り人形の季節




わたしにとって、クリスマスと言えばくるみ割り人形、くるみ割り人形と言えばクリスマス。

幼女の頃、M.フォンティーンとの出会いがきっかけでバレリーナに憧れ、高校時代、自分はどうしたってバレリーナになれないと気づくまで、とにかくバレエにまつわるすべてが大好きで、お稽古を続けていた。


今年5才になったばかりの娘もバレエに夢中だ。

彼女がピンク色のバレエ・シューズで踊っているのは(お猿さんのようで)優雅さとは程遠いのだが、音楽に合わせて身体を動かし、先生のポーズを真似ているのを見ると、 自分の遠い日々をなつかしく思い出す。


そういうわけでバレエは踊るのも観るのも好きだ。
この数十年間、クリスマスの時期にはくるみ割人形を観ることを習慣にしている。
新しい演出のくるみを演ると聞けば、ロンドンにでもシカゴにでもサンクト・ペテルスブルグにでも馳せ参じる。

今年は初の娘連れであるため、近所の劇場にいそいそと出かけた。

くるみ割り人形は振付にバリエーションが複数あるとはいえ、チャイコフスキーの分かりやすくも美しい音楽と、プティパのロマンティックな台本で、バレエに興味のない方でも多少は内容をご存じだと思う。


主人公クララの家で開かれるクリスマス・パーティーで幕が上がり、やがて舞台はお伽の国へ。
装置の華やかさ。
多くの登場人物の多彩な衣装。
エキゾティックなダンス。
誰でも楽しめるお伽の国のスペクタクルである。



.....



公演終了後、歓喜に顔を輝かせ、興奮しつつ街に出た。

娘は雪の精になりきって、踊りながら歩く。
彼女にとって裾の長いコートはチュチュ、電球で飾られた街路樹はお菓子の木、修復中の聖堂は魔王の城、パパは王子さま(笑)なのである。

高校生の時、魔法を諦めてしまったわたし。
だが、子どもに習って見方を変えれば、この世はいつもワンダー・ランドである。
すべての現象に解釈を与えるのは自分自身なのだから。
特にこの季節は...

いや、いつだってクララが招待されたお伽の国のように、幸福と希望と愛と自由に溢れた世界に生きていたいものである。



.....Merry Christmas.....



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De Verlaten Stad (失われた街)




昨今話題のトルキン原作による「指輪物語」。

映画「指輪物語」に原画を提供したり、また「指輪物語」の絵本に挿し絵を描いているJohn Howeというアーティストが、「失われた街」という絵本を出版した。

絵が豊富で内容的には高学年向きという感じのこの絵本、街のモデルがブルージュなのである。

ブルージュを少しでも知っていたら「あ、これ、あそこ!」とか「この橋は想像上のものだね」などと声がもれるはず。

おもしろいのでおすすめ。


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チムチムニー




チムチムニー、チムチムチェリ...

という歌をご存じか(最近こればかり)?

映画メアリー・ポピンズの煙突掃除屋さんの歌である。



わが家にも今朝、毎年恒例の煙突掃除屋さんが。

毎年来てもらっているにもかかわらず、彼の仕事風景を見るのは今年が初めてで、ちょっとわくわくして待っていた。

きっと映画で見たように、屋根の上にのぼって、長い柄のついたタワシの巨大バージョンのような道具で、煤だらけになって掃除してくれるんだろうなあ、と。


時代錯誤も甚だしい想像であった。

リビング・ルーム側にある暖炉の方から、掃除機のような機械(機械ですよ!)でガガガ~っと吸い込んで、終了。
ものの10分程度。

もう来年からは待ったりしないわ。

『チムチムニーチムチムニーチムチムチェリ
わたしは煙突掃除屋さん
一日働き続けても
広い広い世の中に
こんな素敵な仕事はない!』

本当ですか、煙突掃除屋さん...?



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