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ミシュランの星




1月末、ミシュランが星付きレストランを公開した。

ベルギー国内では、今回最多の79件が星を得たそうである。



ほんとうかどうか分らないが、専門家のなかには「フレンチはベルギーで食べた方がうまい」という意見があるそうだ。


もちろん星などとは縁もないようなレストランでも非常においしい料理を出したり、気持ちのいいサーヴィスをする店も数多くある。星システムを心底バカにしている人もいる。馴染みのレストランが星を獲得したら自分のことのように嬉しいし、自慢したくもなる。

しかし星が参考になるのは経験からしても事実、これを利用しない手はない、というのがわたしの考え。


ベルギーにお越しの際はぜひフレンチを。
パリのフレンチとは違った楽しみ(まず安い)を発見できると思う。


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わたしを愛したスパイ




今夜、出かけるためにバスルームでおめかししていると、初めて袖を通すGucciの黒のディナージャケットを着込んだ夫がわたしに握手を求めながら、


「Bond, James Bond(ボンドです。ジェイムス・ボンド。)」


あほちゃうか、情けな~という気持ちがこみ上げてきた。



彼曰く、「このセリフを鏡に向かって練習したことのない男はいない」そうである。

男ってやっぱりみんな...○○○(アホ、子ども、かわいい、ナルシスティック、ロマンティスト、メガロマニアック、単純、などなどお好きな言葉を入れて下さい。)?

食事の席で、「アホなんは、ウチの旦那だけじゃあありませんように...」と祈りつつ、ボンドの真似をしたことがあるか?
と質問を投げかけると、同席したベルギー人男性はしぶしぶながら全員肯定。

ベルギー人男性って誰もが○○○?

日本人男性もボンドの真似をするのだろうか?

また日本人女性が鏡に向かって誰かのセリフを真似するとしたら
(女はそういうことをしないものだと信じたいが)誰の真似をする?


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French Lover




アメリカ人の友人が出張でヨーロッパにやって来て、ブルージュにも立ち寄ってくれた。

彼の新しい「フランス人の恋人」とともに。



夫から「Sがフランス人の彼女とブルージュへ来るって」と聞いた時、わたしの反応は「Sってフランス人の彼女ができたん?!(うっそ~うらやましい)」。

わたしだけではないはずである、「フランス人の恋人」と聞くと、理由もなく過剰な反応をする人々。

事実はさておき、「フレンチ・ラヴァー」というと「すばらしき愛人」の枕詞、いやさ代名詞ではありませぬか。

フランス人の友人もいて、花の都パリには過去何百回も滞在したことがあっても、フランスに住んでいるのは美男美女の恋愛の達人、という幻想からなぜか、なぜか逃れられない...いや、逃れたくないのである。

だから在日本の自称フランス狂いの友人が、大袈裟にいうと「パリはアラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーヴばかりにちがいない」(と思いたい!)気持ちもすごくよく分る。しかしドロンとドヌーヴとは古いな...



「国民性」に関しては、実際にその国の人たちを現す「心性」のようなものがあるとなんとなく思いがちだが、

(たとえば英国の家はすばらしいとか、料理がものすごくまずいとか、中国人はテーブルの足以外は何でも食べるとか、スペイン人は休んでばっかりとか、イタリアの男はマザコンとか、ドイツ人は真面目で働き者とか)

しかしそんなものはありそうでないもの、マンガのネタか、会話のジョークくらいにしかならないただの紋切り型イメージ、である。
たしかに紋切り型なくしては会話もできないし、人をからかうのはおもしろいのだが。


だから、と言っていいのか、Sの彼女に会ってみて、当然、「あははは、やっぱりそんなうまいこといかへんよねえ」と、美しき幻想は打ち砕かれたが(ゴメ~ンS)、それでも非常にうらやましい。

フランス人の恋人。

人間ってやはり妄想を食って生きている生き物なのか...


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原風景




友人カップルがブラッセルに引っ越したので、新居を訪問した。

高級住宅街として名高い地区である。

その地区の中でも特別リッチな住所にある(らしい)彼らの家の周辺風景は、神戸の山手を思わせた。
通りがすべて坂なのである。

小高い丘状態になった場所に、緑豊かな庭とドライブウェイのあるヴィラ風家屋が行儀よく並び...この辺りの住民の精神状態を表しているようである。


一方、わたしの住むフランダース地方はどこまで行けども真っ平な地形である。
高速を走っていると、はるか彼方の牧草地で草をはむ牛や羊の群れが見える。
まっすぐな地平線にそって、防風樹林が竹箒(たけぼうき)のように立ち、村の小さな教会のまわりに家屋がちょこちょこ集まっている眺め。



わたしは学部生時代、中東に留学していたことがあり、フランダースの平原は砂漠の無防備感と同じような感覚をもたらすのである。

それはそれでステキなのだが、
ああ、坂道!
山!
滝!

無尽蔵な財産があったら何に使いたいか、と言う質問に、「フランダース地方に山を造る」と答えたことがある...






まだ雪が溶けないブルージュ



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初雪




今朝、起床してキッチンへ降りて行くと庭は真っ白(?)雪化粧。
そして昼過ぎには雹(ひょう)に。

雹は快晴時でも突然降り出すので、今日は傘が手放せない。


そんな中、ご招待を受けて友人宅へ。
写真のお嬢ちゃまは3才。
おしゃべりで愛嬌があって人なつこくて、かわいい~。
パパには愛情をこめて(陰で)「Stupid Blond」と呼ばれている。
めっちゃうけてしまったけど、ええんかな...


22時頃、外へ出たら、車のフロントガラスはすでに凍結していた。
寒い一週間になりそうである。


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