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やくざ映画効果




やくざ映画上映後の映画館からは、肩をいからせて歩く男性が、ぞくぞくと出て来るそうだ。
その気持、分かる、分かるよ~(笑)。


わたしの場合はバレエ観賞後。

背筋がさらに伸び、首も手の動きもどこまでも長く、身のこなしはもちろん、話し方まで優雅になったりして。
バレリーナ効果である。

娘は即、踊りだすので「そのままやん」ってな感じだが、大人はそういうわけにはいかない。
いずれにせよ、優雅さ、しなやかさのお裾分けをもらうと、すごくいい気分になる。



...




今日の「くるみ割り人形」は...サンクト・ペテルスブルグ・バレエ団によるもの...がっかり。またか~。
ベルギーの舞台芸術評論関係で、しっかっり批評して欲しい。

ブルージュではこの程度のものしか見れないのかと思うと本当に残念である。来年はあらためて一流バレエ団の一軍によるホーム・グラウンド公演を目指したいと...
早速2006年への抱負、第一号を心に刻んだ。
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何が起きても動じない?




すっかり日の落ちた午後5時。


ブラッセルからブルージュへ向かって高速を走っていると、車のCDプレイヤーから流れていた音楽が雑音になり、そしてぷっつり切れてしまった。

そういえば高速をまっすぐ走っているだけなのに、何台かの車が明らかにわたしに向かってクラクションを鳴らして行く...

「おかしい」と気が付いた時には、すでに車の前後のライトは切れ、方向指示器も付かない状態。
スピードの計器は120キロ以上出しているのにもかかわらず、ぐるぐると勢いよく回転したかと思うと、突然0に。アクション映画みた~い!


車の多い時間帯で、車線変更するのも恐怖、やっと路肩に駐車したら2度とエンジンはかからず、暖房も切れてしまった。
VTB/VABに救助の電話をするも、今度は携帯のバッテリーが切れそう!

レッカー車がやってきたのはそれから1時間半後だった。
近所のごく小さな田舎町の整備所に連れて行かれ、3時間足止めを食い、最終的にはミニカーのような車で80キロの道のりをブルージュへ。最後の最後でガソリンもなくなるし(笑)。



「何が起きても動じない」ことをモットーにしているわたしだが、世界の果てに一人ぼっちになった気分だった。日本だと街と街の間は市街地が続くのであまりそんな気持にもならないのだが...

でもまたこれでさらに少し動じなくなった。
あまり自分でなにもかも処理できる能力が身に付いてしまうと、王子様が(助けに)来てくれなくなるそうである。
それは寂しいわね(笑)。






見捨てないで、騎士様。



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バレリーナたち




先月、サンクト・ペテルスブルグ・バレエ「ジゼル」のダンサーの技術の低さにがっかりしたので、今夜のモスクワ・クレムリン・バレエ「眠れる森の美女」は観る前からあきらめ気味だった。
やっぱりこんな地方には第一級ダンサーはなかなかやって来ないのだ...と。


初めから70パーセント位のわくわく感。
会場に入って気持は50パーセントダウン。だってオーケストラなし...
幕が開き、舞台美術のダサさに気持がさらに30パーセントダウン。
もうマイナス。帰りたい(笑)。


ところがリラの精の登場で、その美しさと存在感に気持は60パーセントアップ。
踊りは当然のこと、備えているものすべてがこんなに美しいひとがいるのである。


オーロラ姫が登場して20パーセントアップ。
ところがデジレ王子が...30パーセントダウン(笑)。

最後の最後で青い鳥のフロリナ姫の美しさで持ち直し、30パーセントアップ!


とにかく女性ダンサーの華でもっていたパフォーマンスだった。

ちなみにオランダ語では眠りの森の美女を「バラの刺」と言いう。「いばら姫」に近い感覚だろうか。



....




コンセルトへボーに新しいカフェができた。
上演前後は当然のこと、普段も活用できそう。軽食もあり、明るくて音楽が抑えめでなかなか良い。

ここに終演後、あるバレリーナがいた。
それが自意識過剰の小僧で、他にゲストがいるにもかかわらず、ガラスに自分の全身を映してはポーズを取っている。嫌な感じはなく、しかし苦笑を誘う雰囲気。

ふむ、やはり美しさとは造作の整い具合だけでなく、(公共の場でポーズなどとらないような・笑)「在り方」にあるのだなあ、と思った。


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クリスマス・ツリー




12月も半ばを過ぎ、忙しい日々を送っている。

わたしよりも多くの役目を持っている世の中の人々は、時間をどうやりくりしているのだろうか...


というわけで今年はツリーもちょっと遅れ気味。

高さ3メートル弱、争奪戦に出遅れたとは思えないほど形の良いハンサムなツリーである。
葉も枝も下から上までぎっしり茂っている。
根がついたままなので水やりをしっかりすれば2月まで元気だし、もちろん庭に移植することもできる。


飾りは毎年買い足していて、今年は約7センチのガラス細工の天使を24体購入したのだが、ツリーの大きさに負けている。何かもっと大きな(20センチくらいの)飾りを買った方がよかったかと少々後悔...でも光に透けて綺麗。

わたしと夫はシャンパンを飲みながら、娘はクリスマス・ソングにあわせて踊りながらの(へろへろな)飾り付けだった。






クリスマス飾りのひとつ、宿り木。



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お誕生会のマジシャン




娘の6歳の誕生会。


20人近くの6歳児を3時間退屈させない自信がわたしにも夫にもなかったので、今年はプロのパーティー・オーガナイザーにお願いしてマジシャンに来てもらった。


子ども達は何日も前からマジシャンとの遭遇を楽しみにしていたようだが、わたし自身も「ドラキュラ伯爵のような」とか、「ガンダルフのような」(<それじゃ手品師ではなくて魔法使いか)とか、あれこれ想像しては楽しんでいた。

彼の登場とともにお誕生日の歌を歌い、続いて日本の昔の夜店のゲームを思い出させる手作りゲーム、目玉のマジック、風船造形(風船で犬やら花やら作るやつね)など盛りだくさんの内容であっと言う間に時間は過ぎていき....それぞれの子どもの性格が垣間見れて興味深かった。


ところで、このマジシャン氏の本業は学校の先生なんだそうだ。
さすが、子どもの注意を惹いてそらさない術をご存知だった。








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