久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

年度末は報告会で大忙しです

2011-03-30 17:51:26 | Weblog
 毎年のことですが、3月末は、行政から補助金を受けた企業や団体の報告会が続けざまにあります。商店街の方は1月に続いて3月23日に2回目が行われ、この日も残りの8商店街の報告がありました。
 今回も計画していた行事や事業がどのように行われたか、反省点は、それを踏まえて来年はどうしようと思っているかなど発表され、それに対して、我々審査員が質問したり、アドバイスをしたりします。

 今回の感想ですが、まず、ここに手を挙げ出てこられる商店街は、がんばっているなーということ。商店街内の個店をまとめ、事業を考え申請を出すのは大変なことでしょう。さらに昨年の報告会や今期初めの申請の時に言ったアドバイスをしっかり受け止めて改善されている所などを見ると嬉しくなります
 まだ十分ではありませんが、特に私が言い続けている、何か事業をやったら必ずお客さんの反応を聞きなさい、というアドバイスも、アンケートを取るという形でされている所もありました

 どこもお客をいかに増やすか、ということに一生懸命です。いくつか企画のおもしろい例を挙げてみると・・・
   ・ある時期、一定期間を決めて、多くの店で、500円、ワンコインセールをする
   ・「買い回り券」というのを作って、買った店でこれをもらうと、次にこの券を持って買いに行った所でサービス受けられるようにす    る。そうして、自分の店だけではなく買い回りするように
   ・商店街の一角で、月に1回、簡単な健康診断をする。そこで健康アドバイスをして、簡単な食事指導などをする
   ・大学の近くなので、学生を対象としたような催しをし、mapを作る

 しかし、今回残念だったのは、桜祭りを中止にした商店街。昨年の6月ごろから準備をしてきて、今回の震災によりイベント中止を決定したとのこと。報告の時、イベントは中止するけれど、催しはするということでしたが、廃棄になるポスターやチラシを見せながら涙ぐまれていました。

 報告会が終わって、今度は委員、市職員を交えての検討委員会。来年度、さらに商店街を活性化させていくために行政として何をすべきか、恒例になりましたが、1時間半近く議論をします。まったくまとまりのなかった商店街が、少しづつ変わってきたとか、方や市の職員が言うことはなかなか聞いてくれず、良かれとアドバイスしてもちっとも変っていかない商店街もあるとか・・・・職員の人も仕事とはいえ大変だなーと思います。
 しかし、ここで見捨てて、商店街が衰退していって困るのは私たち消費者。そう考えると、市の職員の人たちとも「ちょっと過保護でしょうかねー」と言いながら毎回、どうすればやる気になってもらえるのか一生懸命議論している私たちです。


 今週の月曜日は、市環境局の「エコ発する事業」報告会でした。こちらは、今年度補助金を貰って、来年も引き続き申請をする所、5団体が報告をしました。
 こちらの方は、NPOや市民団体なので、少し趣が違い、補助金だよりの事業が多いのが気になります。その中でも今回印象に残ったのは、若者の活動。「物々交換プロジェクト」といって、今期は本を交換、来期は衣類を貸しっこする事業。これらをネットを使ってしたり、カフェなどで人が集ってすることも絡めて、なかなかユニークな取組みを行っています。そして、それが将来ビジネスになるようにビジネスモデルを考えながらやっている、というのが若者らしい楽しみな事業です

 また、もうひとつのNPOでは、若者を集めるコンサートを開催して、そこで、エコクイズをしたり、環境意識啓発を行う事業。こちらはもう少し工夫がいりそうですが、何とか若者にエコ意識をもってもらうきっかけになればと期待しています

 このような報告会や審査会に参加して、行政の仕事は、勿論市の方向性を考え進めていくということもでしょうが、このように市民が自ら活動することを応援する、アドバイスする、援助するということもかなーと思うこの頃です


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