久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

人事院の「公務員問題懇話会」に出席しました

2014-07-07 11:10:02 | Weblog
 先週木曜日午後から人事院「公務員問題懇話会」に出席してきました。1,2か月前に人事院九州事務局から依頼があり、毎年全国3か所で行われている懇談会が福岡で開催されるということでお声がかかったようです。
 「公務員人事・・・・?」何を発言できるだろうか、と考えましたが、女性の活躍については発言できるかと思い引き受けることにしました。

 人事院からは、何とことしの4月新聞でも騒がれた初の女性総裁、一宮なほみ総裁が出席、審議官も松尾恵美子さんという女性で何とも嬉しいメンバーでした。こちらの意見を言う方は、新聞社、商工会会議所、大学法学部教授、連合の方、そして私というメンバーで、対面に総裁初め女性2人が中央に、脇に人事院の調査官と人事院九州事務局長が並ばれ、こちらも女性2人という構成で、会議によっては女性1人ということも少なくない昨今、理想的な男女の割合だなーと思って嬉しくなりました

 この会議に当たっては、前もって現在の人事院の動きなど説明にも来られましたが、また資料も大量に送られてき、今まで新聞などで断片的にしか分からなかった国家公務員について勉強させてもらいました。
 会議の中でも発言したのですが、今回の資料の中に「人事院25年度年次報告書」というのがあり、この中に「女性国家公務員の採用・登用の拡大に向けて」という項目があり、その内容がそれはそれはいい内容なので、関心しました。
 特に“はじめに”はこれまでの役所的な書き方ではなく具体的に的が当たった内容になっており、「これは女性が書いたのではないか」と聞くと、総裁が隣の松尾審議官を指して、「彼女が書いたんですよ」と言われました。そうだろうなーと感心しきり
 単なる報告書ではなく、企業へのヒアリング、外国の事情など参考になる内容で、女性の大活躍のメンバーにも是非紹介しなくてはいけない、と思ったほどでした

 初めに松尾審議官から現在の人事院の動きについて説明があり、その後、一人づつ考えを述べます。そのあとはフリーディスカッション。長時間労働の問題、公務員給与のこと、公務員のマナーのことなどいろいろな意見が出ました。
 私は、主に女性の活躍と評価について2点のことを述べました。女性の問題では、長時間労働の解消と意識変革の必要性、そして、人事評価について、上司を下から評価することもできないか、などの意見を出しました。特に長時間労働については、数日前に子育て中の女性官僚が、内閣人事局長に長時間労働を前提とした業務の効率化について提言書を出したという記事が出ていたことなどを評価し話をしました。
 意識の変革については、先の議会でのセクハラ発言などにあるように、従来の女性は結婚して、子供を産んで、子育ては女性の仕事、というような男女共にある固定観念が女性を働き続けにくくしているのだと思います。日本はここを変えないと。そのためには、公務員男性にもっと育児休業を取ってほしいと述べました。

 初めは大変緊張していましたが、とても話しやすい雰囲気を作ってくださり、質問したり、他の方の意見に加えて発言できたりと、活発な意見交換ができたと思います。あっという間の2時間でした。
 最後は皆さんでお見送りくださり、一宮総裁は手を握ってお礼を言われました。

 その後、新聞で6名の女性局長誕生のニュース。嬉しい限りです。さあ、民間企業の女性大活躍推進もがんばらなくては
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿