ブログに書きたいことは山のようにあるのですが、なかなかその時間が取れません。
昨日は、福岡県の「新生活産業くらぶFUKUOKA」主催のパネルディスカッションに出演してきました。
このクラブには、会社としても会員になっており、また新生活産業については、以前から研究会の委員をしたりしていましたので、内容的にも大変関心をもっていました。
福岡県は産業の振興、雇用創出を目指して、「新生活産業」といわれる、生活周りの、生活者が必要とするサービス産業をこう読んでいます。これらを促進することによって、県民生活が豊かになり、さらには雇用を生み出すことができればと考えているのです。
たとえば、子育てビジネスや介護、リラクゼーション、健康ビジネスなどいろいろ生まれてきてはいますが、企業経営が難しい、顧客が増えない、消費者に知ってもらう機会が少ないなど、まだまだ問題はたくさんあります。
しかし、核家族化、女性の社会進出などの社会変化の中、生活者のニーズからいろいろなサービスが生まれてくれば、お金はいりますが、現代版助け合いという新しい社会システムができてくるのではないでしょうか。
新生活産業については、またの機会に詳しく触れることにして、今日は、5月の末に福岡市経済振興局の「商店街活力アップ支援事業審査会」で感じた、商店街について話しましょう。
ご存じのとおり、商店街は、郊外の大型店の出店によって、一時は軒並み苦戦をしいられていました。
商店街支援の歴史は長く、一時はハードの支援に力が入れられ、アーケードを作ったり、道路を整備したりとかなりお金をつぎ込んだのですが、すべての商店街とはいいませんが、商品構成や接客などが変わらなければ、外側だけを整えてもダメだというのが私の考えです。
案の定、商店街によっては、シャッター通りと言われるように、1店、2店と店をたたみ、ガラーンとした商店街が多くなってきました。
そこで、私は2年ほど前から係わっているのですが、福岡市でも商店街にもっとがんばってもらおうと、やる気のある商店街に応募してもらって、私たち審査員が計画性をチェックすると同時に、アドバイスもするという支援、すなわち商店街事業の2分の1まで助成しましょうというのでした。
今年はその支援が少し変わり、審査員も一新されて、なぜか私だけは残ってしまい引き続き審査をすることになったのですが、応募できる事業の幅も広がり、助成金も事業の4分の3まで、上限100万円まででることになりました。
これまで旧制度での審査、そして事業評価会2回づつと、そして今回の審査を経験して、私の知らなかった商店街のがんばりや、商店街ならではの良さ、などを知ると同時に、相変わらず、人のせいにして、少しも変わろうとしていない商店街など、現在の商店街事情が分かってきました。
これまで応募されてきた商店街でがんばっているなと思うのは、高取、吉塚、などでしょうか。唐人町、若宮、雑餉隈、竹下、鳥飼もいろいろやっています。今回初めて応募された、平尾、周船寺、などはこれからでしょうか。
私たち審査員が見るのは、事業計画も勿論ですが、まず、これまで商店街としてどのような活動をしてきたか、今回の事業に対する熱意、実行性、効果、地域との関係性など、また、消費者の立場からもその事業が効果があるかどうかもチェックします。
今年は、1日目は午後7時から10時まで、2日目は午後1時から6時まで13商店街の審査をしましたが、結論からいうと、ここに出てくる商店街はまだ望みがあります。大型店が近くにできたの、後継者がいないの、お客が減ったのと外のせいにばかりしている商店街は、こういう所に出てくることもなく衰退していくばかりでしょう。
兎に角、商店街というように何店かが集まっているわけですから、その結集した魅力を打ち出し、勿論、個店の努力もし、何といってもお客さんが喜んできてくれる努力をした所が勝ちです。
私は、今は車に乗れますので、どこにでも買い物に行けます。仕事しているので、できればさっと買い物できる所で買うことが多いのですが、でもあと15年、20年先はどうでしょう。車に乗れなくなった時、やはり近くの商店街が頼りになるでしょう。そこでたくさん買ったら、自宅までまとめて届けてくれるなんてサービスがあればきっと利用するでしょう。
消費者も勝手かもしれませんが、商店街にはがんばってほしいと思います。現在も高齢で遠くまで買い物に行けない方もたくさんいらっしゃるでしょう。
その方々に、喜んで、楽しく買い物をしてもらう工夫、サービス、会話などを、そして、若い人にも商店街を見直してもらうきっかけのためのイベントなど、しばらくは大変でしょうががんばっていただきたいなと思うのですが。
昨日は、福岡県の「新生活産業くらぶFUKUOKA」主催のパネルディスカッションに出演してきました。
このクラブには、会社としても会員になっており、また新生活産業については、以前から研究会の委員をしたりしていましたので、内容的にも大変関心をもっていました。
福岡県は産業の振興、雇用創出を目指して、「新生活産業」といわれる、生活周りの、生活者が必要とするサービス産業をこう読んでいます。これらを促進することによって、県民生活が豊かになり、さらには雇用を生み出すことができればと考えているのです。
たとえば、子育てビジネスや介護、リラクゼーション、健康ビジネスなどいろいろ生まれてきてはいますが、企業経営が難しい、顧客が増えない、消費者に知ってもらう機会が少ないなど、まだまだ問題はたくさんあります。
しかし、核家族化、女性の社会進出などの社会変化の中、生活者のニーズからいろいろなサービスが生まれてくれば、お金はいりますが、現代版助け合いという新しい社会システムができてくるのではないでしょうか。
新生活産業については、またの機会に詳しく触れることにして、今日は、5月の末に福岡市経済振興局の「商店街活力アップ支援事業審査会」で感じた、商店街について話しましょう。
ご存じのとおり、商店街は、郊外の大型店の出店によって、一時は軒並み苦戦をしいられていました。
商店街支援の歴史は長く、一時はハードの支援に力が入れられ、アーケードを作ったり、道路を整備したりとかなりお金をつぎ込んだのですが、すべての商店街とはいいませんが、商品構成や接客などが変わらなければ、外側だけを整えてもダメだというのが私の考えです。
案の定、商店街によっては、シャッター通りと言われるように、1店、2店と店をたたみ、ガラーンとした商店街が多くなってきました。
そこで、私は2年ほど前から係わっているのですが、福岡市でも商店街にもっとがんばってもらおうと、やる気のある商店街に応募してもらって、私たち審査員が計画性をチェックすると同時に、アドバイスもするという支援、すなわち商店街事業の2分の1まで助成しましょうというのでした。
今年はその支援が少し変わり、審査員も一新されて、なぜか私だけは残ってしまい引き続き審査をすることになったのですが、応募できる事業の幅も広がり、助成金も事業の4分の3まで、上限100万円まででることになりました。
これまで旧制度での審査、そして事業評価会2回づつと、そして今回の審査を経験して、私の知らなかった商店街のがんばりや、商店街ならではの良さ、などを知ると同時に、相変わらず、人のせいにして、少しも変わろうとしていない商店街など、現在の商店街事情が分かってきました。
これまで応募されてきた商店街でがんばっているなと思うのは、高取、吉塚、などでしょうか。唐人町、若宮、雑餉隈、竹下、鳥飼もいろいろやっています。今回初めて応募された、平尾、周船寺、などはこれからでしょうか。
私たち審査員が見るのは、事業計画も勿論ですが、まず、これまで商店街としてどのような活動をしてきたか、今回の事業に対する熱意、実行性、効果、地域との関係性など、また、消費者の立場からもその事業が効果があるかどうかもチェックします。
今年は、1日目は午後7時から10時まで、2日目は午後1時から6時まで13商店街の審査をしましたが、結論からいうと、ここに出てくる商店街はまだ望みがあります。大型店が近くにできたの、後継者がいないの、お客が減ったのと外のせいにばかりしている商店街は、こういう所に出てくることもなく衰退していくばかりでしょう。
兎に角、商店街というように何店かが集まっているわけですから、その結集した魅力を打ち出し、勿論、個店の努力もし、何といってもお客さんが喜んできてくれる努力をした所が勝ちです。
私は、今は車に乗れますので、どこにでも買い物に行けます。仕事しているので、できればさっと買い物できる所で買うことが多いのですが、でもあと15年、20年先はどうでしょう。車に乗れなくなった時、やはり近くの商店街が頼りになるでしょう。そこでたくさん買ったら、自宅までまとめて届けてくれるなんてサービスがあればきっと利用するでしょう。
消費者も勝手かもしれませんが、商店街にはがんばってほしいと思います。現在も高齢で遠くまで買い物に行けない方もたくさんいらっしゃるでしょう。
その方々に、喜んで、楽しく買い物をしてもらう工夫、サービス、会話などを、そして、若い人にも商店街を見直してもらうきっかけのためのイベントなど、しばらくは大変でしょうががんばっていただきたいなと思うのですが。
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