久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

韓国女性ベンチャー社長はパワフル?

2008-05-28 12:02:30 | Weblog
 昨日、韓国女性ベンチャー協会の方々と交流をもつ機会がありました。1か月ほど前、ある企業の方が韓国の男性を連れて当社に来られました。5月に韓国女性ベンチャー協会のメンバーを福岡に連れてくるので、福岡の女性と交流できないかという相談でした。
 私は、13年ほど前から、個人の集まりですが、女性経済フォーラムという会を2か月に1度開催していまして、そのメンバーと交流してはどうかと思い、お引き受けすることにしました。

 皆忙しいので、仕事の合間に呼びかけるはなかなか難しく、何とか10名取り付け、結局当日は8名の人に集まってもらうことになりました。
 そして、昨日、昼食会をいっしょにするということでしたので、会場で集合したのですが、韓国側は、ベンチャー協会のメンバーは20名ぐらいでしたが、事務局なども入れて24、5名は来られていました。
 日本語が上手な方もおられ、名刺交換をしたり、食事の間も結構話が弾んで、韓国のベンチャー事情や女性の話、環境問題の話題など、短い時間でしたが、楽しい時を過ごしました

 その後、会場を移し、今回のお世話をされていたテクニカル電子の会議室において、1人5分間で自社のプレゼンテーションをされるのを聞きました。
 今回どのような企業が来られていたかというと、排水処理装置の会社、とうもろこし澱粉でつくった弁当容器の会社、融雪設備の会社、セラミックフィルターを利用した浄水器の会社などなど、女性の作った会社というイメージとはちょっと違う、ハードな事業の会社が多いのに驚きました
 一人一人のプロフィールを聞いたわけではありませんが、2004年頃に起業した会社がほとんどで、比較的若い社長も多かったのですが、夫や父の会社を継いだというのではなく、勤めていた会社をやめて自分で起業した人が結構いらしたのにはびっくりしました

 福岡という地方都市だからなのか、私が知っている起業家の特徴なのか、今回集まっていただいたこちらの経営者は、どちらかというとソフトの会社の社長が多く、韓国の起業家に対してはちょっと臆するところがありました。
 私が考えるに、日本の場合まだ社会全体が男性主導で動いているということ、特に経済界はそうです。ですから、女性が起業するということがまだ少ない。起業するとしても、理系を専攻する女性は少ないので、あまりその分野でのビジネスを始める人は少ない。また女性は資金が借りにくく大きな事業が始めにくいということもあるかもしれません。聞くところによると、韓国では、男性も女性もなく、ベンチャー支援に大変力を入れているとか。

 またしても、ここまで書いて1週間経ってしまいました。1週間後に続きを書いています。
 日本では、女性起業家の場合、隙間産業というか、自分で困っていることをビジネスとして始めたという人が多いような気がします。規模はどうしても小さい所が多いようですが、大きければいいというものでもありませんし、社会から必要とされている会社であれば、大変意味があると私は思っています。

 しかし、今回、他の国の企業家と接して、これからの女性は、もっと広い視野を持って、しっかりとしたビジネスを目指した会社を作ってもいいですね。そういう意味でも、他の国の人と交流することは大変勉強になるなと思った経験でした。