私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

菊池秋坪

2009-09-22 16:25:57 | Weblog
 大麓の娘、千代子さんが鳩山由紀夫氏の祖父一郎氏の弟秀夫氏と結婚しています。何故、この二人が結ばれたのかは、はっきりとは分からないのですが、そのあたりを推理しながら、順次考えていきます。私の想像ですが?

 まづ、はっきりしていることは、菊池大麓の父親は菊池秋坪と言う人です。秋坪と言えば、「ああ、あの人か」と、既に、気がつかれているお方もあろうかと思いますが、念のために、もう一回説明しておきます。
 
 緒方洪庵が、足守に、嘉永3(1850)年、藩主木下利恭の要請に従い除痘館を造り、足守を始め、高松、宮内、庭瀬、早島等の子供たち5000人に、種痘を施して、天然痘の予防を日本で一番早く実施しました。
 ちなみ、日本に初めて種痘の方法がもたらされたのは1849年です。オランダ医師モーニッケと言う人が長崎に伝えています。驚くなかれ、その翌年には、早くも岡山の足守の地で、緒方洪庵が中心のなって、この新しく造られた現在の病院規模があったといわれる足守徐痘館で、種痘が実施されたのです。
 この時、この足守徐痘館で実際に種痘にかかわった医師団は、洪庵とその弟子たち、備中を中心とした洪庵の適塾で学んだ若き医師達14人です。その中に一人に津山藩の医師、菊池秋坪もいました。この人も適塾出身の医者でした。
 この人は、現在の真庭市呰部(あざえ)に生まれています。