私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

 果たして、中村不折の挿絵か

2009-09-07 11:43:29 | Weblog
 私が、かの飯亭寶泥氏のご指摘のように、不折先生の挿絵について、何かとんでもない破天荒な間違いをしていたのではないかと思い、このブログで取り上げた「吾輩は猫」についての挿絵をすべて洗い直しました。

 
     
 
 その結果は、完全なる私の破天荒なる、即ち、誰もがやったことのないような間違いをしていました。この二枚の絵を除いてです。
 
 
 この不折先生の自画像だとして載せた絵は無論そうですし、その他トチメンボウも孔雀も駅の風景も、更に、「吾輩は猫である」の初版本の装丁も総てです。

 

 これらは総て『橋口五葉』という画家が描いていました。早とちりでした。お許しください。細かく見ていきますと、トチメンボウの挿絵などに押されている落款は明らか「五葉」と読めます。“思い込んだら命がけ”でもないのですが大変なうっかりをしてしまいました。そうしますと、吾輩の猫の「吉備団子」も、私は不折先生のお土産ではとしたのですが、これすら危ういことになりますが、多分これだけは間違いないことだと、私は確信していますが。

 でも、まあ、とんだ赤恥をかいたものです。恐縮至極の至りだと、麻生さんと同じように深く反省してお詫びいたします。