数週間前の朝日歌壇に、次のような歌が出ていました。皆さんはどうお読みですか。
介護にて 旅行はせぬと 友の言う
我は施設に 母を捨てたり 弘前市 山内ちから
この歌の「捨てたり」が強烈に私の胸に飛び込んできて、なかなか離れてくれません。
私も、かって、痴呆の進んだ母を2,3日ですが、施設に預け入れたことがあります。その時は捨てたなんて思ってはいなかったのですが、この歌を見て、私もやはり母を捨てたのだと気がつきました。もう8年も昔のことですが。
完全なる介護で、その施設で母も家にいるより安楽な生活ができたものだと思っていたのですが、本当は、私が一方的に施設と言う名の墓場より冷たい所に捨てたのです。
母の気持ちを思うと、どうして、そんなことがよくも平気で出来たのだろうかと悔恨の思いが胸に突き刺さります。なんて残忍な人間だったか、その時は気がつかなかったのですが。この歌を見て、つくずくそう思いました。
介護にて 旅行はせぬと 友の言う
我は施設に 母を捨てたり 弘前市 山内ちから
この歌の「捨てたり」が強烈に私の胸に飛び込んできて、なかなか離れてくれません。
私も、かって、痴呆の進んだ母を2,3日ですが、施設に預け入れたことがあります。その時は捨てたなんて思ってはいなかったのですが、この歌を見て、私もやはり母を捨てたのだと気がつきました。もう8年も昔のことですが。
完全なる介護で、その施設で母も家にいるより安楽な生活ができたものだと思っていたのですが、本当は、私が一方的に施設と言う名の墓場より冷たい所に捨てたのです。
母の気持ちを思うと、どうして、そんなことがよくも平気で出来たのだろうかと悔恨の思いが胸に突き刺さります。なんて残忍な人間だったか、その時は気がつかなかったのですが。この歌を見て、つくずくそう思いました。