私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

燭の火六つ願いこめ・・・

2008-01-17 09:19:49 | Weblog
 16日に、「歌会始の儀」が行われたと今朝の新聞に報じられています。その中の一つ、雅子皇太子妃のお歌です。

 ともさるる 燭の火六つ 願いこめ
         吹きて幼なの 笑みひろがれり
 わが子を思う慈愛満つ母の御歌です。

 この歌会始と御儀の事始は、文明年間(1460年ごろ)後土御門天皇の時からはじまったと伝えられています。
 
 今年は世界各地から二万点以上の歌が寄せられ、入選者の中に、十代の人の歌もありました。

  吉兆を 温羅の声にて 知らすとう
          釜殿の火の 嚇々と跳ね
 
  釜鳴らす 松の割木の ぱちぱちと
          火の粉巻上げ 阿曾女の春に  亮