私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

頼山陽と鯉山

2008-01-16 10:52:40 | Weblog
 今、吉備津の小学校は「鯉山」という名が付けられています。なぜ「鯉山」なのでしょうか。
 言い伝えによりますと。或る時(江戸の末期)、広島の竹原が故郷である頼山陽が、この地を旅して、この吉備津に宿した(おそらく真野竹堂の家か)時、「吉備の中山」が鯉の形に大層似ていたということで、そのお山を
 「まるで鯉のような山だね。鯉山だね」
 と、言ったのが、その由来だとされています。それが伝え伝わって、今では小学校の名前にまで付けられています。
 さて、いったい山陽は、吉備津の何処から眺めて、この山を鯉山だと名付けたのかと、暇に任せてカメラ片手に、吉備津のあちこちを尋ね歩いてみました。明確な場所は分りませんが、多分、現在の吉備線吉備津駅裏を通っている旧山陽道からではないかと思いました。丁度、参道入り口の石の大鳥居付近から眺めた場所が、一番鯉の形に似ているのではと思いました。                 
 (尚、この写真は吉備津駅の直ぐ上の旧山陽道から写したものです)