私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

鏡開き

2008-01-11 17:06:15 | Weblog
 正月十一日は、いわゆる「かがみびらき」と言われる日だそうです。私の家では朝から小豆を水にかして(つけること)夜の小豆粥の用意をしています。
 15日の行事ではと、思い調べてみました。そんな古臭いものは今では殆ど廃れてしまってはいますが、昔はこの「小豆粥」の日は正月十五日で、鏡開きは十一日で区別されていたようです。
 鏡開きと言うのは、正月に、女は鏡台に、武士は具足に、商人は帳場にと、その家で一番大切な場所にそれぞれ鏡餅を供ええていたのを、十一日に下ろして切って食べていたのだそうでう。これがいわゆる「鏡開き」なのです。元々は武家での風習であったのが、元禄の頃より一般の家庭にも広まったと言う事です。
 餅を「キル」という言葉を嫌って、「キル」の代わりに「開く」と言う言葉が使われたと言う事です。
 それぞれの地方地方で違いがありますが、吉備地方では昔から注連縄を取るのは「14日年越し」とされ、十五日の「小正月」に左義長(さぎちょう=とんど)で焼き払っていました。古老の話しだと、この吉備地方でも、6日、14日、20日などに注連縄を取り外す事もあるようです。
 
 今年は、私は注連縄も早々と今日取り払い、日曜日に孫達と一緒に「とんど」をしようと思っています。まあ、こんな様に人の都合で日が色々に変わるのは「まあいいか」これでなくてはならないと言う法則みたいなものはないのではと、思いながら取り外しました。