私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

  雑煮と屠蘇

2008-01-04 14:39:13 | Weblog
 早正月4日です。
 屠蘇と雑煮があってこそ私の正月です。
 さて、この屠蘇は、厳密には大黄、白朮(びゃくじゅつ)桔梗、椒蜀(さんしょ)等の漢方薬を酒に入れて供されたそうですが、現代では、その土地土地の銘酒を正月用の屠蘇として使っているようです。中には金箔などを入れて特別な祝い酒として売り出している酒造会社もあるようです。
 この屠蘇ですが、この「屠」という字が『殺す』『ほうる』など祝い事に使うべからずとして、この屠という字の部首を「尸」のかわりに縁起の良い「一」を加えて「戸」を使ったこだわりある人もいると言う事です。
 昔は最初は年の小さい子供から飲み始めたと言われていますが、今は年寄りからと言う家も、全員同時に一緒にという家もあるようです。
 この屠蘇の付物として、かずのこ、ひらきまめ、ひらきごぼう、ごまめ(田作)、くわい、にしめなどがあります。近年では、国民の趣向が変化して、お重にも肉類も加えられるようになったそうです。
 
 正月三箇日の朝は必ず屠蘇を飲み、雑煮を食べていましたが、これも最近の傾向でしょうか、元日だけで、それで今年は終わりと言う家が、段々と多くなってきています。
 この雑煮に添えるものは芋、大根、菜、ごぼう、昆布、乾しあわび、いりこ、にんじんなどがあるようですが、ちなみに我家では、ほうれん草、にんじん、ごぼう、ゆりね、かまぼこ、ぶりです、餅は焼いたり煮たりして好みに応じしています。
 汁のだしには「いりこ」を普通は使いますが、昔は「乾し鮎」を使っていました。海岸近くに住む人は「乾しふぐ」を使うと聞いた事があります。これもおつな味が出ると言う事でしあた。勿論、味付けはお醤油でします。
 白味噌にアン入りお餅でと言う地方(香川)ところもあるようですし、丹波地方でも味噌で味付けをすると聞いています。

 料理の本などに正月料理について色々と書かれていますが、中に『山老』『海老』を使うとあります、海のほうは「えび」ですが、この『山老』とは一体なんでしょうか。
 誰かご存知のお方はおられないでしょうか。教えていただけないものでしょうか。