私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

終戦記念日です

2007-08-15 16:23:23 | Weblog
 今日も容赦なく太陽がぎらぎらと地上に照りそそいでいます。猛暑そのものです。
 今日は、又、8月15日終戦記念日です。
 お昼のテレビを見ていすと、防衛大臣とその次官が、何か本当に枝葉末節のようなことで醜い内輪もめをしてるとかというニュースが流れています。
 そんなことは、明日に伸ばして、今日一日ぐらい、「終戦とは、敗戦とは、太平洋戦争とは、戦争とは何か」、靖国神社へ参ろうが参るまいが、小池さんだけでなく、国民一人一人、みんなで考えてもよいのではないかと思いますが。
 
 我;高尚先生は、時代は違うのですが、この「戦い」についてのどのような思いをお持ちだったかご紹介します。
 戦いについては、これも「松の落葉」の中には「見きり」という題で書かれている他、もう一つだけご自分のお考えをお書きになっています。
 どうしてこんな文をお書きになったのか理由は分らないのですが、とにかく、ご紹介します。
 
 『甲陽軍鑑の中に山本勘助が言っている。負け戦にも、その戦いの有様をよく見極めて、踏みとどまるべきだと,思えばじっとそこに踏みとどまるべきだとある。
 戦いだけは、この戦局をよく見極めることがなかったなら、失敗して取り返しの付かない事になるのだ。』
 と。

 私事(ひとりごと);
 今日の終戦記念日に思うこと。
 昭和20年8月6日、9日、13日(ソ連参戦)の、たった3日間ではありますが、この世界史的な時間によって、戦争という非人間的な行為が、如何に悲惨な姿を多くの国民に与えるかを全世界の人々に教えました。でも、まだ、一部ではありますが「しょうがない」思っている人もいるらしいです。
 時の指導者の的確ではない考え方に、無理やりに引っ張られて、3日間という短時間に多くの国民の悲劇が生まれたのです。
 当時の戦争指導者の「見切り」の悪さによって、この悲劇が現代にまで影を残す原因にもなったのです。
 
 「この見きりということを心えてあらんには、いたくあやまることはあらじ」という高尚先生の言を、当時の政治家だけでなく、総理をはじめ、現代の政治家達にも聞かせてやりたいと思います。