私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

今日は、うだるような暑さでした。

2007-08-14 19:22:00 | Weblog
 今日は、今年、最高の暑さになったのではと思います。「うだるような暑さ」とはよく言ったものです。
 こんな暑い日でも、お盆だからでもないのでしょうが、沢山の人が街を歩いております。
 女性の多くは、ごく若い女性を除いて、日傘を差して、降りしきる日の光など平気なように闊歩しています。それに対して男性は、背広を方でに、流れる汗をしきりに拭きながら、顎を出しながら弱々しく歩いているのが目に付きました。
 男性も、女性と同じく日傘を持てばいいと思うのですが、なぜか持ち歩いている人は見かけませんでした。不思議ですね。我慢強いのだと言うところを見せたいのでしょうか?
 さてこの笠について、我;先生はお書きになっていらっしゃいます。

 『笠にはいろいるな種類がある。
 まず始は、衣笠だ。絹で笠を覆った笠だそうです。この笠を使ったのは、主に上級の貴族に限られ、その位に応じて自分が使っていい色は厳重に決まっていたようです。
 次に、おほがさもがある。これは菅で作るのですが、いとやんごとなきお方が使うものであるのだそうです。
 そして、「しもさまにては(一般の人が使うのが)昔も今もなべてちいさき菅笠をぞきる」、さらに、ひがさもあり、これは檜で作った柄のある笠で、扇のように広がり、日傘ではなく、先生もこの菅笠をもっていたそうです。。
 そのほかに、ぼうし笠というものもあるようです。卑しい形なので都では使われていないと言う事です。』

 私事(ひとりごと);
 私の小学生の頃(昭和20年)には、ど田舎だったのですが、まだ、竹の皮で作った「れんぱちがさ」と言ってたと思うのですが、そんな笠をきて学校にいった事があったように記憶しています。
 このほか先生はお書きになっていらっしゃいませんから、当時はなかったのかもしれませんが、い草で作った笠もあったのではと思います。これらは労働のための笠です、主に男性がきていたのですが、その使われ方は、今では反対になって、女性上位になっています。