今日も真夏日です。この吉備津はもう10日以上も雨らしい雨が降っていません。そこら辺りがからからです。一雨欲しいところです。
さて、8月7日に、一度「撫川うちわ」について書いたところ、またまたお節介さんがいて、
「あなたの団扇には、なんと言う隠し文字が書かれていますか」と、問い合わせのメールを頂きました。
「何、隠し文字?そんなものがあるものですか」と、思ったのですが、念のためもう一度、その団扇を出して、しげしげと眺め回して見ました。すると、ありますあります。
この隠し文字が撫川うちわの特色とのことでした。
念のために、私の団扇には
「手に届く みずぎわうれし かきつばた」
という字が、切り込んであるという説明書きが付いていました。それを頼りに読んでみますと、あまりはっきりとは判りかねますが、それなりに理解できました。
この隠し文字については、我;先生もお書きになっています。
あしで(葦手)でというのだそうです。悪手とまちがって言われた事もあるそうですが、ごく最初は、水を描きて、その片に歌の文字を薄墨で細く続けて、葦が生えたように書くのが「葦手」で、葦手歌絵と言い、次第に、水を描いてそのあたりの景色に、葦を初め石、鳥などを描き、葦手を配置するようになったのだそうです。
私事;
この撫川うちわの隠し文字は、正式には「葦手」とは呼ばれないかもしれないのですが、平安の昔から伝わってきた「葦手」の手法が、取り入れられたところに「伝統的工芸品」としての価値があるのです。まあ、広い範囲に葦手といってもいいのではと思うのですが。
「からから天気どうにか・・・」と、今、ここに書いていましたら、下の方から、「雨が降っているよ」というかみさんの声。急いで窓を開けてみると、涼しい雨風が風鈴をちりんちりんと鳴らしながら吹き来ます。外は待望の雨である。
・夏行くも 空には秋の 気配ゼロ
最高気温の 記録伸びけり
・雨降りて 吹き来る風は 風鈴を
幽かに揺すり 秋は入り口
さて、8月7日に、一度「撫川うちわ」について書いたところ、またまたお節介さんがいて、
「あなたの団扇には、なんと言う隠し文字が書かれていますか」と、問い合わせのメールを頂きました。
「何、隠し文字?そんなものがあるものですか」と、思ったのですが、念のためもう一度、その団扇を出して、しげしげと眺め回して見ました。すると、ありますあります。
この隠し文字が撫川うちわの特色とのことでした。
念のために、私の団扇には
「手に届く みずぎわうれし かきつばた」
という字が、切り込んであるという説明書きが付いていました。それを頼りに読んでみますと、あまりはっきりとは判りかねますが、それなりに理解できました。
この隠し文字については、我;先生もお書きになっています。
あしで(葦手)でというのだそうです。悪手とまちがって言われた事もあるそうですが、ごく最初は、水を描きて、その片に歌の文字を薄墨で細く続けて、葦が生えたように書くのが「葦手」で、葦手歌絵と言い、次第に、水を描いてそのあたりの景色に、葦を初め石、鳥などを描き、葦手を配置するようになったのだそうです。
私事;
この撫川うちわの隠し文字は、正式には「葦手」とは呼ばれないかもしれないのですが、平安の昔から伝わってきた「葦手」の手法が、取り入れられたところに「伝統的工芸品」としての価値があるのです。まあ、広い範囲に葦手といってもいいのではと思うのですが。
「からから天気どうにか・・・」と、今、ここに書いていましたら、下の方から、「雨が降っているよ」というかみさんの声。急いで窓を開けてみると、涼しい雨風が風鈴をちりんちりんと鳴らしながら吹き来ます。外は待望の雨である。
・夏行くも 空には秋の 気配ゼロ
最高気温の 記録伸びけり
・雨降りて 吹き来る風は 風鈴を
幽かに揺すり 秋は入り口