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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

デスノート

2024年03月26日 | 環境システム科
机の上にある黒い表紙は噂のデスノート。
長い間、FLORAがチャレンジした研究題と概要が書かれたものです。
とはいっても公開が目的ではないため
メモ書きのように書かれているものがほとんどです。
毎年この時期に開くのですが、残念ながらその多くが失敗したものばかり。
スポットライトが一度も当たらず、
お蔵入りした研究がたくさんこのノートに記録されています。
つまりFLORAの墓碑銘を書いたノートともいえます。
しかし面白いことに、後輩たちがこのノートから
新しい研究を始めることがよくあります。
昨年話題を集めたミストを使った栽培も
このノートには、かなり前から記録されていました。
また磨けば可能性があると信じ、果敢にチャレンジしたにもかかわらず、
ミイラ取りがミイラになってしまったものをあります。
FLORA研究のゴールは基本的に初秋まで。
したがって春休みのジェットスタートが必要です。
2024年、7年ぶりに2年生を迎えるFLORA。まもなく一斉スタートです。
そのために先輩は春休み初日ではありますが、準備のために本日活動します。
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2021年 FLORA HUNTERS 誕生

2024年03月26日 | 環境システム科
2018年で解散した環境研究班TEAM FLORA PHOTONICSは
2019年にTreasure Huntersと名前を変えて再結成。
2020年の水の国際大会で世界一になる大活躍をします。
しかし2年生の募集はやはり行われず、彼らは卒業までの2年間、
後輩のないたった5名だけの研究班として活動しました。
そんな寂しいTreasure Huntersが卒業すると、
2021年、環境研究班はまた新たな2年生を募集します。
そこで集まった6名で結成されたのがFLORA HUNTERSです。
水の国際大会で準ブランプリを受賞した
2018年のTEAM FLORA PHOTONICSと2020年に世界一になった
Treasure Huntersの偉大なレジェンドの名前をとって命名されました。
彼らもFLORAの流儀にのっとって一人一研究。
超音波研究、生活雑排水の研究、塩害抑制の研究などさまざま取り組みましたが
1年目は大きな成果を上げることができませんでした。
なぜなら先輩後輩のいない研究班なので、すべて一からのスタートとなるからです。
つまりTEAM FLORA PHOTONICS解散以降、環境研究班の結果が出るのは2年に1度。
隔年結果となるため、かつてのような毎年成果を上げることは難しくなりました。
しかし2年目の大爆発を夢見て、彼らは黙々と活動を続けました。
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不都合な真実

2024年03月26日 | 研究
ここにあるのは超小型の温湿度ロガー。
ハイグロクロン、サーモクロンという商品名です。
ケーブルに接続して記録間隔など条件の詳細を設定するのですが
設定後は記録したい場所に置くだけ。とても簡単なのが魅力です。
そんなことからFLORAは結成時から15年間活用しています。
ただこのボタン電池のような温湿度計は記録したものを消去できません。
したがって数年使うと容量がいっぱいになり使えなくなります。
つまり消耗品です。とはいっても1個1万円ぐらい。
お高い装置に比べると高校生でも購入しやすい価格設定で重宝しています。
そんなFLORAにショッキングがニュースが流れてきました。
なんと日本の販売代理店がもう扱わないというのです。
幸い温度だけ測定できるものはまだ数個あり、数年は使えると思うのですが、
湿度も一緒に測定できるものは、現在使っているものでおしまい。
それもかなり使っているのでそろそろ容量がいっぱいになります。
FLORAのように植物を扱う研究チームにとって温湿度の推移の記録は大切。
これには困ってしまいました。情報ではアメリカのサイトから
直接購入できるようですが、なんだかちょっと怖いところもあります。
とりあえず今は測定間隔を開けるなど、おどおどしながら使うことになりそう。
困っています。
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