花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

D-dayは4月2日

2024年03月07日 | 研究
ずらりと並んでいるのは水耕栽培装置。
米びつを使って自作したオリジナル装置です。
これを制作したのはFLORAの全メンバー。
みんなで協力しながらなんとか2月中に作り上げました。
さてこの装置を使って栽培を開始するD-dayは、予定では4月2日。
そのためには前日1日には栽培する名農の大型水耕栽培温室に
装置をすべて設置しなくてはなりません。
校内の本拠地である土肥実験室からは遠い場所にある温室。
栽培用の長机も運び込まなければなりません。
また温室での装置の組み立て、タイマーを含めた配線、苗の準備、
規定濃度の養液を規定量いれる必要もあり
2日間想定していますが、一筋縄にはいかないはずです。
心配なのは人手。テーブルを運ぶには人数が必要です。
もちろんFLORAも7名では手薄なのもみんな知っています。
そんなFLORAが期待しているのは、後輩となる2年生。
ミスト栽培経験のあるJr.だったら即戦力です。
メンバーが決まったらすぐ集合。先輩から春休みの計画を伝える予定です。
絶対失敗できない研究。いくら準備しても落ち着かないFLORAです。
コメント

第2フォワードはJr.とFLORAのコラボ研究

2024年03月07日 | 研究
こちらはFLORAの女子とJr.の女子で組んで制作した研究動画。
先日もFLORAのメンバーが先輩後輩役となり制作した作品を紹介しましたが
こちらは違う大会にエントリー中。
実はこの二人、同じ部活動の本当の先輩後輩で、いつも同じステージに立つ仲間なのです。
Jr.に応募してきた際、みんなで行う節水研究のほかに、
先輩の水質浄化研究にも取り組んでもらっていました。
ご存知のとおり、FLORAは一人一研究。
したがって全員がストライカーなのですが、
各自が一斉にコンクールに応募すると力が結集できません。
幸い名農の研究活動は2年間あります。そこで研究成果などを考慮して、
アイスホッケーのように1年目に挑む第1フォワード、
そして2年目に出場する第2フォワードに分けています。
今年大活躍した節水栽培は、第1フォワードのポイントゲッターでした。
しかしもう数週間で新年度を迎えます。
そこで第2フォワードである彼女らの研究が出番となったのです。
その最初の戦いは、春休みの3月下旬。
予選を通過したら先輩後輩の2人組で参戦予定です。
2人の掛け合いで楽しいこの作品も大会の審査員以外、まだ未公開。
皆さんに見てもらう機会はあるのでしょうか。今後が楽しみです。
コメント

環境システム科FLORAは、名農70年代の歴史

2024年03月07日 | 学校
FLORAは園芸科学科の2年生によって2009年に結成されました。
2023年で15年目です。また環境システム科に移籍したのは2014年。
こちらも今年度で10年。つまり2023年度は節目の年でした。
ご覧の写真はFLORAにとって極めて感慨深いものです。
中央の黒いシャツを着ているのは2009年にFLORAを立ち上げた初代メンバー。
当時はTEAM FLORA PHOTONICSといいました。
両側のメンバーは2018年のTEAM FLORA PHOTONICS。
環境システム科のFLORAとしては4代目です。
実はTEAM FLORA PHOTONICSはこの写真を撮影した2018年度、
結成からこれまた10年間という節目の年の活動を最後に解散しました。
つまりここにいるのは初代と最後のTEAM FLORA PHOTONICSなのです。
当時、初代メンバーは名農の職員だったので、解散直前にこの貴重な写真が
撮影できたというわけです。先輩は嬉しいことに初代のTシャツ着用してくれました。
ところでFLORAというと白いリンゴやサクラソウ保全など
園芸科学科時代の活動がよく紹介されます。
しかし考えてみるといつの間にか園芸科学科の草花班時代より
環境システム科移籍後の環境研究班の方が長くなってしまいました。
今月は年度末で授業がほぼありません。そこで今まであまり紹介されない
環境システム科に移籍してからの10年間を振り返りたいと思います。
名農は今年創立80周年。つまり環境研究班のこの10年間は、
名農70年代の歴史でもあります。先輩方も見てくれていたら嬉しいです。
どうぞお楽しみに。
コメント