花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

サマージャンボ宝くじ

2022年08月16日 | 研究
こちらは5月中旬のフローラハンターズ。
東京で開催された日本ストックホルム青少年水大賞の表彰式に全員で出席し、
終わってからさらに学会のポスター発表会にも出場。
そんな週末、疲れた体に鞭打ってボランティアの全国大会出場をかけて
北海道・東北地区大会で今年の活動を紹介することになりました。
本来ならば水研究チームも加わって6名で行うのですが
あいにくこの日、彼女たちはオンライン会議のため三和土チームが担当です。
この大会はさだまさしさんが主催し、ももクロなど芸能人もたくさん参加するので人気。
今年は青森県から農業高校4校、普通高校などたくさんの高校がエントリーしました。
なかでの農業高校チームはいずれも翌週、名久井農業高校で開催される
農業クラブ県大会に出場するツワモノばかり。かなり強力なライバルです。
また全国大会での発表校の総数は決まっていますが、各地区から何校選ばれるかは未定。
ただ今年はチャレンジャーが多いので、エントリーした3分の1が涙を飲むという
厳しい状況にあることは事前に知らされていました。まさにサマージャンボ宝くじです。
審査は発表と質疑応答。出場した他の学校からも質問が来るので
全国大会の切符は、すべては彼らの臨機応変な対応にかかっていました。
しかし元気な三和土チーム。質問に恐れることなどありません。
逆に予選会を完全に楽しんでいるようす。笑いが絶えません。
参加された皆さんも審査員の方々も、りんごの国青森が
パイナップルの国沖縄の赤土流出抑制に挑んでいること、
さらに水の国際大会に8月に出場することなどを知って
フローラお得意のダイナミックな活動に驚いていました。
地区予選の結果は数週間後の7月上旬に発表。
みんな東京新宿で2日間に渡って開催される全国大会出場を夢見て
宝くじに当たれと祈っていました。
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悲しいとき

2022年08月16日 | 研究
8月16日、17日に東京で開催されるボランテァの全国大会。
自分たちの発表ブースにさだまさしさんはじめ、たくさんの芸能人や
海外ボランティアなどの専門家が来てくれ、いろいろお話できるので大人気です。
フローラはかつて3度出場し、昨年はお笑いのテツ&トモさんから賞をいただいています。
しかし残念ながら昨年はコロナでオンライン大会。実際に会えなかったので
今年こそはと沖縄での赤土流出抑制活動をメインにエントリーしていました。
地区予選の結果が発表になったのは7月上旬。なんと全国大会出場決定です。
みんな狙っていたので大喜びしたかったのですが、問題が発生したのです。
それがコロナの第7波。参加はできますが、三和土チームの半数は
大会1週間後に開催される農業クラブ東北大会に青森県代表として出場しなければなりません。
さらに水研究チームも自分の活動を紹介でき、2日間に渡って質疑のやりとりができる
絶好のチャンスでしたが、こちらも同じく1週間後にはスウェーデンに渡航。
もしコロナに感染してしまったら、今までの努力がふいになり多方面にご迷惑がかかります。
そんな理由からフローラハンターズは、合議のうえ、泣く泣く出場辞退を決意しました。
国際開会出場といっても実際にストックホルムに行けるのは二人だけ。
今までサポートしてくれたメンバーはいけません。そんな彼らにも
忘れられない夏を作ってもらおうと挑み、せっかく実力で出場権を得たというのに
なんということでしょう。宝くじの当たり券を自ら破くとはあまりにも悲しい話です。
他の青森県チームは嬉しいことにみなさん選ばれ、出場する予定。
行動制限のない夏に自主規制。自ら決断したとはいえ、申し訳なく思います。
今年はコンクールなどへの応募を大幅に減らす予定のフローラ。
果たして今後、再びこんな遠征ができるかわかりません。
しかし女神フローラが微笑んでくれることがあったら再チャレンジしたいと思います。
さてそんなボランティアの全国大会は今日から2日に渡って東京で開催されます。
きっとなぜ名農は来ないんだと他の青森の仲間は話していることでしょう。
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