青空展示場

第１農場の隣に設けられた高台に農機具が並んでいます。
よく見ると畑のフェラーリともいわれる
イタリアンレッドのスピードスプレーヤーもあり、
まるで季節外れの農機具展示会のようです。
もちろんそんなはずはありません。
この農機具はすべて名農の所有物。
実は先日、農場の南側に位置する馬淵川が氾濫しそうになりました。
今まで何度も水害を経験した農場では
危ない時の農機具避難所を北側の高台に設けています。
おそらく危険を感じた先生方が緊急避難させたのだと思います。
幸い農場には水が来ませんでしたが、
少し離れた低い土地は冠水していました。
危機一髪というところでしょうか。
難を免れた第１農場ではまたモモの収穫が始まりました。

出陣前の祝宴

昨日行われた水の国際大会のオンライン審査。
夜8時からということもあり、夕方からメンバーが続々と集まってきました。
最終練習は17時30分から。約2時間後に始まる審査のための
ウォーミングアップを兼ねた練習をサポートメンバーとともに行いました。
しかし発表者の様子が何だか違います。
ガチガチに緊張しているのです。
これにはいつも一緒にいるサポートメンバーも感じたようで
大丈夫とかと心配するありさま。
舞台にあがる直前なので緊張して当たり前なのですが
これでは実力を発揮できません。
そこで練習が終わったらみんなでお弁当を食べ
リラックスしてもらうことにしました。
夕食会場は会議室。嬉しいことにサポートしてくださる先生が
全員分のお弁当を用意しています。
コロナなのでわいわいがやがやとはいきませんが
少しは緊張がとけたかもしれません。
発表者の二人は2年生の時に製作したFLORA HUNTERSのTシャツ。
サポートメンバーと通訳の先生はTEAM JAPANのTシャツ。
みんな一緒に食事をとって、お揃いの衣装を纏う。
まるで合戦前の武将のようです。
なかよしグループが戦う集団に変わったら、いざ出陣です。

桃貧乏

名久井農業高校のある南部町は「フルーツの里」として有名。
サクランボから始まったフルーツリレーは、ウメからモモへとバトンが渡り
毎日のように校内販売が行われています。
サクランボの校内販売と違うのは、今が夏休み中であるところ。
ライバルである名農生が少ないのです。
したがって玄関に積まれたモモの箱を見るとついつい購入してしまいます。
また品種も「夏かんろ」から「あかつき」へと変化。
名農のモモは決して高くないのですが、ちょくちょく買っていると
だんだんお財布が寂しくなってきます。これが「桃貧乏」です。
さて本命である美味しいモモ「川中島」の収穫はお盆が終わってから。
しかし8月後半、ストックホルムに行く予定のフローラハンターズ。
果たして今年は食べられるかどうかちょっと不安です。
生物生産科の本拠地である第１農場は大きな果樹園。
次の走者であるブドウ、そしてリンゴがバトンを待っています。