花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

出穂終わり

2022年08月14日 | 
5日ほど前の青森県南部地方の水田。
ご覧のようにすでにほとんどの穂が出ています。
このように穂が95%以上出た状態を「出穂終わり」といいます。
今年は青森県全体で例年より2日早かったそうです。
さて青森県では近年、「青天の霹靂」など特A品種が誕生していますが
育種を担当しているのは県産業技術センター、つまり試験場です。
昔は日本海側の津軽地方と太平洋側の南部地方では気候が異なるため
それぞれの地域に試験場がありましたが、平成31年3月31日をもって
南部地方を担当していた藤坂試験場が廃止され
今は津軽の試験場が一手に引き受けています。
現在の名農には水田がないので、稲作の試験場を見学する機会はありませんが
なんとTEAM FLORA PHOTONICSは廃止される直前の藤坂試験場を訪れています。
それも学校を通してではなく、夏休みに直接コンタクト。
それでも場長さんは親切に場内を案内してくださいました。
藤坂試験場は全国的に有名な耐冷性品種をたくさん生み出したところですが
冷害の発生もほとんどなくなり、ニーズも耐冷性や多収から良食味に変わったため
その役目を終えたということだと思います。
試験場でフローラが見たかったのは2つ。ひとつは冷害の記録。
皆無作となった年の気温や農家の悲惨な記録が残されているからです。
もうひとつは耐冷性品種の育成現場。試験田では冷たい湧き水をかけ流しては
耐冷性の高い品種を選抜していました。
フローラはその後、この学びから青森県の稲作を柱とする観光プランを考案。
足で稼いだプランは高く評価され、観光甲子園で観光庁長官賞受賞しています。
なお十和田市には今も藤坂試験場の建物が残っています。
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頼れる兄貴

2022年08月14日 | 研究
お盆前最後の活動をしているフローラ。
校長室で水の国際大会の表彰式で流れる4秒間の動画を撮影しています。
本当だったら名久井岳や緑に囲まれたキャンパスで撮りたいのですが、
ご存知のとおり青森県は毎日雨ばかり。外には行けません。
撮影の依頼が来たのがこの日の前日。
翌日からお盆休みになるので撮影するにはこの日しかありません。
打ち合わせもなしに一発撮影。
ところが二人とも被写体になるのでカメラマンがいません。
そんな時に頼りになるのがTreasure Hunters。
遠征の打ち合わせに来校していたこともあり、さっそく撮影をお願いしました。
自分たちが2020年に出場した際もたくさん撮影した彼ら。
慣れているのか、すぐ対応してくださいました。さすがは兄貴です。
これから慣れないストックホルムでたくさんの国の高校生たちと過ごしながら
発表会に臨むことになりますが、こんな頼もしい兄貴が一緒に行くので
安心だと彼女たちも話していました。
上下でも横でもない「斜めの関係」。
こんなシチュエーションがなんだか良い影響を与えてくれるような予感がしています。
環境システム科の彼女たちはお盆明けは資格講習が待っています。
そしてまもなく2学期が始まります。ありそうでないのが準備期間。
この後、旅行必要な物品を購入し行くとあるメンバーは話していました。
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