雌雄鑑別

淡い緑の柔らかそうな姿。
これは秋のアスパラガスです。
アスパラガスは出てきたばかりの茎を食べるため
栽培されていない方は意外と葉をつけた姿を知らないようです。
実はカスミソウのような優しい姿をしているのです。
ところでアスパラガスには雄の株と雌の株があることをご存知ですか。
私たちが日頃食べているのは全て雌の株。
雌の方が茎が太いのが理由です。
太くて立派なアスパラガスを出荷するため、農家は雌の株を植えているのです。
写真のアスパラガスには小さなベルのような形の蕾がたくさんついています。
しかしこれだけだと雄花なのか雌花なのかわかりません。
本当に雌雄鑑定は難しいものです。
でも近づいて花をよく見ると違いがわかるので機会があったら覗いてください。
ちなみにこれは雌花。もう少しすれば赤い可愛い実ができるでしょう。

青い宝石

この時期、いろいろな植物が実をつけますが
中でも目に飛び込んでくるのが青い色の実。
一般に果実は赤や黄色なので、この宝石のような青を見ると
とてもきれいで気になります。
おそらくこの実はノブドウだと思われます。
ブドウだから食べられそうですが、
ヤマブドウと違って食べることはできません。
またこの実の中にはタマバエなど小さな昆虫の幼虫が
かなりの確率で住んでいます。
そういえば形がいびつなものもあります。
眺めて楽しむのがいいかもしれません。
秋が一気に進んでいる南部町では
紅葉や落葉が始まっています。