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日本バプテスト大阪教会へようこそ!

教会設立73年 都会と下町とが交差する大阪のどまん中にある天王寺のキリスト教会 ぜひお立ち寄りください!

導かれて

2015-08-25 10:19:30 | メッセージ
あかし   M・I 2015年8月

まず、私がクリスチャンになったときのことからお話ししたいと思います。
1995年の4月、私が小学2年生のとき、沖縄でバプテスマを受けました。
当時は母と一緒に、もともと通っていた首里バプテスト教会から離れ、色々な教会で礼拝に参加していた時期でした。その後家庭集会を開く時期も経ましたが、高校生まで、教会とつながりがない時期がありました。
バプテスマを受けたのは、両親ともクリスチャンだった家庭で育った私にとって、当然のことのように思えましたし、子どもなりに自分の意思で、いいことだろうと思って選んだことでした。
しかしまだまだ友達と遊びたい盛りだった私にとって、「毎週きちんと教会に行って神様のお話を聞く」ということの大切さを分かっていなかったように思います。

①沖縄を出てからの教会生活
高校卒業後に沖縄を初めて離れ、東京の花小金井にある教会に1年間通いました。小さな教会で皆さんがとてもよくして下さり、初めて親元を離れて少し心細かった私にとって、とても安心できる場所でした。
学校の課題にひいひい言いながらも、体調が悪くない限り礼拝に参加することができました。
しかし翌年イギリスに留学してからは、バプテスト教会が近くにないから、全て英語での礼拝に参加する勇気がないから、などと色々な理由をつけて再び教会から遠ざかってしまいました。
卒業後、帰国し、沖縄に戻ってきた私に神様は希望に合った仕事を備えて下さり、キリスト教系の病院で働くことになりました。
そこでは職員礼拝の時間もあったのですが、土曜日が安息日のセブンスデーアドベンチスト系列だったので、日曜日にお休みが取れるのは月に一回でした。
このころから、もっとちゃんと毎週教会に行く時間が取れたらな、と自分から思うようになりました。

②大阪に来てから
この大阪バプテスト教会に来たのは、首里教会で藤沢先生に頂いた大阪のバプテスト教会の一覧がきっかけでした。
一覧から比較的近くのバプテスト教会を調べているうち、ブログで拝見した先生のお話が目にとまり、直接お話を聞いてみたいと思ったのでした。
最初の予定では、1ヶ月ほど色々な教会を回ってみて通うところを決めようと思っていたのですが、この教会に実際来てみて、雰囲気の良さに「この教会だ!」と感じたのを覚えています。
11月に大阪に来たきっかけは就職でしたが、残念ながら早々に最初の職場を3月に離れなければいけなくなり、4月に転職先が決まるまで、しばらく私にとってしんどい時期でした。
私自身考えがまとまらない中、誰かに相談したりする余裕もなかった時、毎週日曜日に教会に行くことで平常心を保てていたと思います。
今まで教会に通ったり、それが途切れたりを何度も繰り返して神様はその度悲しい思いをされたのではないかと思いますが、何度でも私のことを待っていて下さいました。
たびたび教会を離れることがあったにもかかわらず、それでも戻ってこれたのは、クリスチャンである両親がいつも祈りに覚えていてくれたからだと思います。二人とも決して無理に教会に連れて行くようなことはしませんでしたが、いつも私が教会に帰り、神様とつながっていられるようにと祈ってくれていたこと、神様がしたように、あくまで私が自分から教会との繋がりを求められるよう、強要せずに待ってくれていたことに感謝しています。
大阪に来て、礼拝の拠点をすぐに定めることができたのは、両親を始め首里バプテスト教会の方たちが覚えて祈ってくださり、それに神様が応えて下さった結果だったんだなと思います。
転職活動を始めたころに、以前つけていた感謝日記を再開させました。「今日は安く食材が手に入りました、感謝します」といった風に書いていくものです。すると仕事が無いときでもご飯が食べられる、生きていけているということに始まり、毎日どれだけの恵みを神様から受けているか改めて知る事ができました。
それと同時に、毎日神様に生かされていること、与えられていることをどれだけ当然のように思っていたかも気付かされました。
また、礼拝の中でも「神様、今はまだどの方向に進むべきかも分かりませんが、どうぞ御心に叶うような道にお導き下さい」とだけ祈りました。すると神様はすぐに応えて下さり、思っていたより早く転職先を決める事ができました。
神様は乗り越えられない試練は与えないといいますが、その言葉を思い出しながら、神様がついているのだからきっとどうにかなる!という思いで過ごした1ヶ月間でしたが、無事乗り切れたとき本当に嬉しかったし、誇らしい気持ちでした。
今の職場は、補修業といって家や家具などのキズを直すという、前から興味のあった業種ですが、始めてみると前の職場で感じていたような「このやり方でいいのだろうか」といった迷いを持つことなく取り組むことができ、自分に合っているなと感じることができ、毎日楽しいです。
本当に自分に合う仕事なのか、やっていて楽しい仕事なのかといことは、実際働いてみないと分かり得ないところです。そんなところも神様にはちゃんと分かっていて、まさに礼拝のなかで出てきた詩篇139篇16節の「私の日々はあなたの書にすべて記されている まだその一日も造られないうちから。」という言葉通り、いつも私の事を気にかけ、私以上に私の事を知ってくれているんだと実感しました。
また6月のワーシップソングだった「もう思い煩わないで」という曲の、神様にすべて任せて、あとは心配せずにいればいいんだよ、というメッセージにも励まされました。
一本道ではないですが、今回のことを通して、すべては神様が私をよりよい道に導こうとしてくれてのことなんだなと感じることができました。

③「これから」
この教会で教会員として関わっていく中で、私にできることは何だろうと考えたとき真っ先に頭に浮かんだのは、毎週のように訪ねていらっしゃる海外から来た方たちのことでした。
私が留学した頃、「教会は行ってみたいけど、きっとメッセージも分からないし、教会の方たちと話も通じるか不安だなぁ」と考えてしまい教会に行けなかったことを思い出し、神様は私にそんな人を少しでも減らすお手伝いをして欲しいのではないかと思い至りました。
幸い私が留学していた頃と違って、今は多くの人がスマートフォン等を持ち歩いているので、発信した情報をうんと見つけてもらいやすくなりました。先程もお話しした通り、私もこの教会に通う事になったのも先生のブログがきっかけです。
教会を必要としている人が神様に導かれること、そしてこの教会にたどり着いたとき、日本語が分からなくても礼拝に参加できること。
それらがスムーズにいくよう、まだまだできることは沢山あるはずなので、神様に微力ではありますが私の力を使って頂けたらと考えています。

最後に、この教会に初めて来たときから歓迎して下さり、知り合って日の浅い私のこともいつも気にかけて下さる教会の皆さんに、改めて感謝いたします。まだまだ至らないところの多い私ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします。

母が私に聖書を贈ってくれたときにも添えられていたこの聖句を引用し、結びとしたいと思います。
「安心して行かれるがよい、主は、あなたたちのたどる旅路を見守っておられる。」
士師記 18章6節
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