日本バプテスト大阪教会へようこそ!

教会設立73年 都会と下町とが交差する大阪のどまん中にある天王寺のキリスト教会 ぜひお立ち寄りください!

続・私たちの使徒言行録

2009-12-27 08:03:19 | メッセージ
使徒28章17~31節

お帰りなさい。先週はクリスマス礼拝、キャンドルライトサービスが恵み豊かに持たれ、御子イエスさまのご降誕を心から喜び祝うことができました。12名もの新しい方々が来られ共に福音を分かち合えたことに、喜びと希望をそこに見させて戴きました。
本日は2009年最後の歳晩主日礼拝としてささげています。今年も様々な出来事がありました。特に、これは大阪教会の開拓伝道当時を彷彿とさせるような大きな伝道イベント、ハートフェルトコンサートを計画し、できる限りの準備をなし、新型インフルエンザの影響も恐れていた中、当日のコンサートには600人以上の来場者が与えられ、小田先生のプロデュースのもとコンサートも音楽をとおして福音が伝えられる豊かな時となりました。又、天王寺にバプテストのキリスト教会があるということを、多くの方々にお知らせできたのではないかと思います。そして、10月12月と3人の方々が主イエスを信じて、救われました。また11月のリフレッシュデーではマイクロバスを借りて南紀白浜まで出かけて親睦の時が持たれました。エメラルドグリーンの海がとってもきれいでした。
その一方、大阪教会も高齢化が進み、教会まで足を運ぶのが難しくなられた方が増えてきました。又秋から体調の理由や又事情はわかりませんが教会に来られなくなった方々もいます。いろんなことがあった1年でありましたが。今年は、まさに使徒言行録のように、教会は主の福音を伝え、分かち合うために建てられているということを、再確認させられました。
2009年最後の主日礼拝のこの時、主のお導きと支えをおぼえ、恵みの出来事を数えながら、感謝と賛美を心から主におささげしてまいりましょう。

今日のこの歳晩礼拝に与えられた聖書のみ言葉が先ほど読まれました。
本日をもって、3カ月にわたって礼拝で読んできました使徒言行録からの解き明かしは終わります。この28章で使徒言行録は終わっているのでありますが、それ以後、福音がローマに、さらに時を経て広く世界に伝えられ、2000年の時を経て、私たちのもとにも届けられるのであります。そして今や、私たちがご聖霊の導きのもと、この使徒言行録の福音宣教の業を受け継いでいるということであります。
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クリスマスメッセージ「主は貧しくなられた」

2009-12-25 10:42:36 | メッセージ
聖 書 Ⅱコリント8章9節

教会歴でクリスマス礼拝は冬至に一番近い日曜日に定まっている。今年は20日。太陽の出る時間が一番短く、夜が長い、いわば一年で一番暗い日、それが冬至。しかしこの冬至を堺にだんだん太陽の出る時間、昼が長く明るくなってくる。この冬至からクリスマスが始まっていく意義、暗闇に光が差し出して明るくなっていく、すなわち神の子イエスの誕生によって、闇の世界に光が差し込み、世界を照らし出す希望を、そこに見ていきたい。

さて、「暗い」といえば、ペシャワールを拠点に26年間医療活動や井戸掘りなどの水源確保事業をなさり、尊い働きをなさっているペシャワール会代表の中村哲さんの言葉をいつも思い出す。「持てば持つほど人は暗くなっていく」との言葉が心の内から離れない。重たい言葉である。これは、多くの物や情報を持つことだけが豊かさだと考え、それに慣れた私たちを暗くしている一つの大きな闇といえる。
 
先週大きなニュースとして、地球温暖化対策のための会議がコペンハーゲンで開かれた。結局様々な思惑が絡み、会議でのCO2削減の数値目標は見送られた。経済力にものを言わせた某大国の首相は、当然の勝利と自画自賛した。一方、温暖化の影響で海面上昇をもろに受けやすい太平洋の島国ツバルの代表は、「銀貨30枚で国民を裏切れというような提案だ。わが国の未来は売り物ではない」と憤慨し、さらに、アフリカ・スーダンの代表は、このままでは温暖化がもたらす洪水や干ばつの影響で死者が広がる、と酷評した。
「持てば持つほど暗くなっていく」。自国の利害ばかりを追い求めるのなら、やがては地球の同胞である他国に与えた痛みのそのつけが必ず回ってくる。しかし、それは私たちの日常においても言えることである。

神の子イエスの誕生は、人間をあらゆる所有への執着、又あらゆる思い煩いからくる不安や恐れを解放し、真の平安を与える。神は最も大切なひとり子を、すべての人間が罪から解放されるために、この地上に与えてくださった。そして、その真実と愛を示すために十字架上におけるみ業を成し遂げられた。神御自らがそのひとり子という宝を差し出してくださった。ここにクリスマスの原点がある。

Ⅱコリント8章9節。「あなたがたは、わたしたちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです。」
イエス・キリスト。人間の一番の闇ともいえる死にも打ち勝ちたもう十字架上のみ業と復活の主が私たちのもとにお生まれくださったことを、心からお祝いしましょう。
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クリスマスの星に導かれて

2009-12-16 14:49:26 | 巻頭言

先日、教会のクリスマス・ツリーの飾り付けをしていたとき10月11日に入信したばかりの9歳のT君も一緒に手伝ってくれた。そのうちに彼は大きな星を見つけて「これどこにつけるの?」と聞いてきたので、その星の由来を説明した。東方の博士たちを導いた星のことを!
すると、彼は「僕が飾りたい!」その木の天辺に飾りたい!」小さい彼にはとても無理な話であった。人の助けが必要であることは勿論である。「ぼくが」という強い意志が彼を動かした。彼を抱っこしても届かない。それが階段近くにあったので、階段の間から手を伸ばす方法を彼は思いついた。その木の先端に手の届く方向へ下にいる者が曲げてやると苦心惨憺の末ついに届いた。見事にその星は定位置に収まったのである。Tくんの顔は「やった!」という満足感でみなぎっていた。多くの方々の祈りに導かれ、でっかい星を「ぼくが」飾りたいのだと小躍りをもってしたことが遂に実現につながった。背丈が問題ではなかったのだ。T君の意欲が周辺にいる人たちを巻き込んだ。その星が他の飾りに先駆けてあるべき位置に就いたとき、彼のよろこびようは尋常ではなかった。彼は信徒になってはじめてのクリスマスを迎える準備に大役を果たしたのです。
じっとしてはおれなかったあの異国の博士たちは遠く山河をこえてエルサレムにやってきた。途上けわしい道もあったであろうが東方でその方の星を見た彼らを導かないはずはないと固く信じてひたすら進んできたと思う。博士たちの努力や熱心が、救い主を見つけたのではない。救い主の誕生とそのしるしが彼らを動かしたのだ。
信仰者があらゆる努力をして救い主を造り出すのではなく、救い主はすでに生まれているのです!その大いなる喜びの知らせに胸をときめかしつつ応え、招きたもう主なる御子のもとに赴きたい。暗闇を照らす星に導かれ天使たちの大合唱に加わり、共に讃美の声を挙げたいと祈るものです。(M.Y.)
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紺碧の世界にひろがる「和解の福音」

2009-12-13 06:44:48 | メッセージ
宣教 使徒18:24-19:10より

パウロの宣教旅行の足跡を辿ってみると、パウロに働く「神の力」を実感することができます。クラディウス帝の追放(49年)によってローマを追われたプリスキラとアクラは、コリントで同じ天幕職人でもあったパウロ(第二回宣教・51年頃)と出会っています。アレキサンドリア生まれのアポロ(バプテスマのヨハネによる洗礼を受けた)とのエフェソでの3者の出会い(第三回宣教・55年頃)が今日の聖書個所です。プリスキラとアポロは夫々にヘブライ書の著者ではないかと言われる程の人物で、パウロの同労者として当時の世界・地中海世界に向かって力強く和解の福音を宣教しました。この早い時期にパウロの世界宣教の前に、彼らが既にキリスト者であったことは真に大きな驚きであります。
アドヴェントの第三週に入り、「御子イエス・キリスト」のご降誕を祝うクリスマスが近づいてまいりました。ニューヨークのロックフェラーセンター前の広場にはクリスマスツリーが飾られ、その周囲に世界各国の国旗がはためいています。午後5時に一斉に点灯されると、南の方ハドソン川とイーストリバーの合流点に自由の女神を望見することができます。多様な人種が行き交う、苦悩するアメリカを象徴するニューヨークの街。キリスト教会の多いニューヨークで「和解」(Ⅰコリント5:17-20)による平和を呼びかけているように思われます。
神様の恵みとしての和解は、主にあって一つに変化(共有も同じ意)する力です。その和解の福音を宣べ伝える者とされていくためにも、自らの霊性を高め、教会を通しての交わりの中で仕えて行く、新しい年でありますよう、心より祈るものであります。(T・S)
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2009~クリスマスのご案内

2009-12-12 10:31:54 | イベント
クリスマスのご案内

「神は、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。」(聖書)

クリスマスおめでとうございます。日本バプテスト大阪教会からクリスマスのご案内です。まことのクリスマスをご一緒にお祝いしましょう。どうぞおいで下さい。

子どもクリスマス
12月19日(土)午後1:30~4:00
人形劇、ゲーム、菓子パン作り、など。(参加費300円)
遊びにきてね。保護者の方もご一緒にどうぞ。

クリスマス礼拝
12月20日(日)午前10:30~12:10
クリスマスの讃美歌を歌い、聖書のメッセージを聴き、祈る。
まことのクリスマスの意味を知る時です。

キャンドルライト・サービス
12月24日(木)午後7:00~8:10
キャンドルの光のもとで讃美歌・聖書朗読、メッセージ。
(夜ですので、お子様は保護者同伴でおこしください。)

[定例集会のご案内]

◆主日礼拝 日曜日 午前10:30-12:10
(教会学校:幼児から成人 午前11:30-12:00)
◆祈祷会Ⅰ 水曜日 午前10:30-11:50
祈祷会Ⅱ 水曜日 午後7:00-8:20
  他にハンドベル教室・絵画教室開催。
  
  [私たちの教会は・・・]
  
私たちの教会は1950年に天王寺において
宣教開始されたキリスト教の教会です。
日本バプテスト連盟に属し、福音を伝え、
地域に仕える活動を目指しています。
日本バプテスト病院・同看護専門学校(京都)、
西南学院、西南女学院、久山療育園(福岡)
等も、同じバプテストの精神による事業です。



 宗教法人 日本バプテスト大阪教会
大阪市天王寺区茶臼山町1-17
電話 06(6771)3865
http://blog/goo.ne.jp/bap-oosaka-ch/

 アクセス JR・地下鉄天王寺駅より谷町筋を北(四天王寺)
 へ徒歩6分程度。

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世界と万物とを造られた神

2009-12-06 07:38:36 | メッセージ
本日の宣教より  使徒言行録17章16節~34節

使徒パウロのアテネ・アレオパゴスでの福音宣教はよく準備されたものであり、かつ大胆なものでありました。パウロは「アテネの皆さん、あらゆる点においてあなたがたが信仰のあつい方であることを、わたしは認めます」と語り始めますが。それはアテネの人びとに対して敵対的な立場をとるのでなく、優越的に教えるような態度でもなく、まずアテネの人たちのことを理解するところから、それは彼らの信仰心や世界観に一定の理解を示すところから始まります。何事もそうだと思いますが、このように福音を告げ知らせるためには、相手を知り、理解することに努めなければ対話はできません。最初から「あなたは間違っている」というところから一方通行にねじふせようとするなら、相手の心は閉ざされてしまうでしょう。そこに何が生まれるでしょうか。
このパウロの演説を読みますと、確かに16節でパウロは多くの偶像を見て憤慨したとありますが、それは、アテネの人々に直接向けられたものではないことが分かります。アテネの人々は実に信仰あつい。神を畏れ敬う心を持っている。しかし、その方向性が的外れであり、偶像という神ならざるものに支配されている。その現状に激しい憤りをパウロはおぼえていたのであります。
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