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どこを切っても、、、キリスト

2010-01-10 08:00:11 | メッセージ
宣 教  Ⅰコリント1:1-9

1月から3ヶ月間の予定で、Ⅰコリントの信徒への手紙を読んでいきます。この部分は手紙の挨拶にあたります。お正月で年賀状が行き交いしたかと思いますが、まあ賀状の場合は謹賀新年、迎春など挨拶の文言はきまっておりますが、手紙を書くときは冒頭に挨拶の言葉から書きはじめるのが常でしょう。
 このパウロの手紙の挨拶で特徴的な点は何でしょうか。
第一は、パウロがこのコリントの教会に手紙を書き送るとき、彼は「至るところでわたしたちの主イエス・キリストの名を呼び求めている人と共に」という言葉を書き添えている点であります。つまり、この手紙は単にコリントの教会とその信徒たちだけ、又個人的な関係者だけのものでなく、時と場所を超えた世界の至るところでイエス・キリストの名を呼び求めている人たちと共にある交わりの中で読まれるものであるということです。
第二は、これは他のパウロのローマ、ガラテヤ、フィリピなどの手紙にも共通していることですが、この短い挨拶の文面にキリストが何回出てくるでしょうか。数えると11回も出てきます。パウロの挨拶の特徴は、どこを切っても金太郎飴ならぬイエス・キリストなのです。実はそれがパウロの主文や結語にもつながっているのです。つまり、もうすでにこの挨拶の中にパウロが一番訴えたいこと、どこを切ってもイエス・キリストが中心、ということが盛り込まれているのです。聖書はわたしたちに向け、「生活のどこを切ってもイエス・キリストが出てくるか」と、今日も、明日も、そして今年一年、問いかけています。
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