外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

忠臣蔵

2011-12-15 21:55:34 | 社会全般
都心のホテルから午前五時過ぎにオフィスに入り、海外からのビジターに終日対応する。
嵐のような1日が終わりました。
(><)

この週末も土日のどちらかは出勤する予定という状況なので、街に溢れるクリスマス・ムードを少しも身近に感じることができません…。
これではいけません。

こんな時には、野球部の皆さんの元気な声を東伏見で聞くのが、私にとって一番の疲労回復剤となります。
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さて、今年ほど、企業ガバナンスの在り方が話題となった年も珍しいのではないかと思います。

東京電力、九州電力、オリンパス、大王製紙、読売新聞社…

どれも、いわゆる名門企業と呼ばれているところばかり。

年末になると、「忠臣蔵」、すなわち赤穂浪士の討ち入りが映画やテレビで取り上げられて、日本人の魂を揺さぶります。

しかし、忠臣蔵を現代社会に置き換えてみると、美談と言って良いのかどうか、分からなくなります。
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本社の相談役から「田舎者」とおちょくられたことに逆上した地方の支店長が、東京本社の中で相談役を殴り倒してしまった
その支店長は責任をとらされてクビになったが、その部下たちが逆恨みして、その相談役の自宅を襲って、集団で暴行して半殺しにしてしまった

こんな具合に置き換えると、全く共感が湧いてきません。
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しかし、名門意識が強い組織ほど、名門としての組織の面目を保とういう意識が強く、時として、公けの秩序をねじ曲げてでも、自分たちのメンツを守ろうとする

そんなメンタリティーは、実は私たち日本人の心の奥に常に潜んでいるのかも知れません
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