外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

期待の新人

2011-12-05 20:15:15 | 大学野球
大学生三年生の就職活動が12月1日に解禁となりました。
東京の丸の内界隈には、例年どおり、リクルート・スーツの学生さんたちの姿があります。

きっと、早稲田の学生さんたちも大勢いるはず。
みんな頑張ってくださいね!
----------
現実は現実として受けとめて、目の前の困難に挑む若者に声援を送る一方、グローバル時代に、こんなことを大学生に強いている日本は大丈夫なのか。
それが、私の素朴な気持ちです。

例えば、民間企業を目指す社会科学系の若者を例にげれば、最も柔軟な頭脳を持つ年齢に勉強すべきは、語学であり、法律であり、会計などの領域でしょう。

ビジネスマンとしての体幹を鍛えることに学生は時間を費やしていただきたいし、その努力を企業も見守り評価する採用活動であって欲しいです。

また、採用される学生さんの立場からも、これからかの三十年、自分に何が起きるか分かりません。

勤務先の倒産、海外資本による買収、本社の海外移転、外人の上司…
どんな場面でも、職を得て自分と家族の生活を守るためには、語学や財務会計など、基本的な知識と教養が大きな支えになるはずです。
----------

一方、社会人として求められる礼儀、マナー、協調性というようなものは、家庭、そして部活やゼミなどを通じて地道に培われるものです。
それをハウツー本を読んだり、就活セミナーで一夜漬けする学生が増えているようです。

このような状況を招いた点に関しては、家庭、学校、そして部やサークルの指導陣…私も含めて、年長者たちにも猛省すべきところがあるはずです。

例えば、目上の方からの口頭の指示やメールに、「了解です」と返信する若者には、「そういう場面には『かしこまりました』と言うものなんだよ」とアドバイスするのが年長者の責務です。
---------

基礎学力の不足している学生が就活に苦労するのは、仕方のない面があります。
それなりの基礎学力を備えているはずの学生で就活に苦労する場合は、例えば「かしこまりました」という一言が使えないために、評価にミソをつけてしまっているのではないかと。

私たちの世代のように、就活が数日で決着する時代であればボロも出ません。
今は就活期間が長いだけに、馬脚を現してしまうリスクも大きいのだろうと思います。

今の学生さんは大変です。
---------

さて、私が勝手に愛して応援させていただいている、早稲田の野球部。

岡村監督、そして広岡さん・徳武さんというOBの方々が現役部員たちをご指導される様子をネット裏から拝見していると、野球の技術以外のことにも言及されていらっしゃいます。

メジャー・リーガーをも産み出すような高いレベルの野球の技術を目指す練習、
それに加えて、野球以外の世界に進んでも通用する、人格の錬成。

岡村さんやOBの皆さんが現役部員に期待されているのは、そういうことだろうと私は考えています。

「伝統、伝統って、なぜ監督は繰り返し言うんだろう?」
「髪形や挨拶など、プレー以外のことまで、なぜ先輩から指導されたり叱られたりしなければならないんだろう?」

入学直後の若者たちは、きっと戸惑うこともあるでしょう。

でも、そこまで指導する伝統があるからこその早稲田の野球部なんだよと、私は若者たちにアドバイスしたいです。
そして、そんな早稲田の野球部を側面支援できたら嬉しいなあというのが、東伏見のネット裏に通うファンの率直な気持ちです。
----------

その世界に、来春から新たに加わることが既に決まっている期待の新人たち。

ぜひ、野球選手としても、人間としても、早稲田で大きく成長して、次のステージに羽ばたいてもらいたいと思います。

-------
YouTube画像(携帯用)

吉永投手(日大三高)

丸子内野手(広陵)

河原内野手(大阪桐蔭)

佐々木投手(水沢)の打撃

道端捕手(智弁和歌山)

-----------
YouTube画像(パソコン用)
吉永投手(日大三高)

丸子内野手(広陵)

河原内野手(大阪桐蔭)

佐々木投手(水沢)の打撃

道端捕手(智弁和歌山)
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする