外苑茶房

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ココロのシャンソン

2011-12-12 18:45:38 | 映画、テレビ、漫画
由紀さおりさんが米国のバンドと組んで作ったCDが大好評だそうです。
「1969」というタイトルで、「ブルーライト・ヨコハマ」など、1969年(昭和44年)のヒット曲を収録しています。

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由紀さおりさんは、長い間にわたって活躍されている実力派シンガーです。
歌謡曲に全く疎い私が由紀さんの名前に反応する示す理由は、赤塚不二夫さんの描いたキャラクター「ココロのボス」のお嫁さん候補が由紀さんだったからです。



赤塚不二夫さんの傑作「もーれつア太郎」には、ニャロメ、ケムンパス、ベシ、ブタ松の親分など、数々の愉快なキャラクターが登場するのですが、私が大ファンだったのは、ココロのボス。
タヌキのくせに背広を着て、ギャングのボスとして2人の子分がいます。
言葉の語尾にココロをつけるのが特徴で、例えば「今日は、ニャロメに仕返しに行くのココロ」といった具合。
「クーダラナイ、クーダラナイ」「アー、ポックン、ポックン」というのも定番のセリフでした。

そのココロのボスが、あるとき街で綺麗な花嫁さんを目撃し、「ボクもお嫁さんが欲しいのココロ」と婚活を開始。
そこに、一枚のお見合い写真が届き、その写真に写っていたのが、どういうわけか由紀さおりさんだったのです。
(*^_^*)

ココロのボスは「ボクのお嫁さん」「ボクのお嫁さん」と街中に自慢してまわって歓喜の絶頂に至るも、ほどなくお見合い写真は誤りだったと判明して、一転して失意のドン底に…
(T_T)

(以上、おぼろげに記憶する、ちょっぴり悲しいストーリーの結末です)

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トボケた味の、そして愛すべきキャラクターのココロのボスを題材にして、深夜放送の人気パーソナリティーだった亀渕昭信さん(早大OB。ニッポン放送の元・社長)が、1970年に発表したシングル盤が「ココロのシャンソン」です。

赤塚不二夫さんが作詞し、加藤和彦さんが作曲するという強力な顔ぶれで生まれた、この曲。
最近、耳にすることは全くありませんが、良い意味で力の抜けた、私の好きな曲です。
※由紀さおりさんの「1969」には、残念ながら収録されていません。

携帯用リンク
パソコン用リンク

歌:カメカメ合唱団(亀渕昭信さんの多重録音)
作詞:赤塚不二夫
作曲:加藤和彦
編曲:クニ河内

1.街のはずれの
草むらに一本
ボクのココロの花が咲いていたのココロ
誰も知らないふりむかない
ボクだけの秘密の花のココロ
花びらを散らして踊ることも知らない
シャンソン・ド・ココロ
シャンソン・ド・ココロ

2.街の広場の
ベンチに一本
キミのココロの花が捨ててあったのココロ
誰も知らないふりむかない
ボクだけの秘密の花のココロ
つぼみ枯らせて咲くことも知らない
シャンソン・ド・ココロ
シャンソン・ド・ココロ

3.誰も知らないふりむかない
ボクだけの秘密の花のココロ
かげろうをゆらせて泣くことも知らない
シャンソン・ド・ココロ
シャンソン・ド・ココロ

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私が大学四年生から購読している「東洋経済」今週号は、企業ガバナンスの問題が特集されています。

九州電力に関しては、九電自体のガバナンスにまつわる問題に加えて、枝野経産大臣の「暴君ネロのような発言」(原文のまま)も、看過できない問題として挙げられています。

取締役の信任・不信任は株主に権限があり、進退は大臣が決めることではありません。

枝野さんは、東京電力への融資について、民間銀行に債権放棄を迫り、その法律家らしからぬズレた発言には各界から批判が集まりました。
今回も、相も変わらず法の定めを超えた、勘違い発言が目につきます。

彼の度重なる暴言が、電力各社が過剰に自己防衛に走る一因となっているのではないでしょうか。
弁護士の肩書が泣いています。

また、読売巨人軍の前GMも東洋経済に登場。
オーナーを相手にファン不在の泥仕合を続けていて、その勘違いぶりには、もうウンザリ。

ココロのボスならば、「クーダラナイ、クーダラナイ」と一蹴し、子分を連れて遊びに行ってしまうに違いありません。
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