<宇宙の話題>: 新しいソーラーアレイを設置する船外活動第一回終える
NASAの宇宙飛行士シェーン・キンブローとヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士トーマス・ペスケは、7時間15分後の東部夏時間午後3時26分(日本時間6月17日午前4時26分)に船外活動を終えた。今年七回目の船外活動で、二人の宇宙飛行士達は、トラス構造(P6)の左側の終端にマウントされているブラケットに、新しい国際宇宙ステーションロールアウトソーラーアレイ(iROSA)をインストールした。キンブローとペスケは、フライトサポート装置の位置からアレイを取り外し、2Bパワーチャンネルのマストキャニスターに移した。新しいアレイが配備され軌道の研究室にパワーを供給し始める前に、宇宙歩行者達は、電気ケーブルを設置し、最終的な二つのボルトを締める必要がある。ペスケとキンブローは、インストール作業を続けるために、6月20日日曜日にも船外活動を行う予定である。NASAは、宇宙ステーションの八つの既存のパワーチャンネルのうちの六つを、新しいソーラーアレイで増強している。
国際宇宙ステーションは、2020年11月に、連続して人間が在住する20年の里程標を越えた。その時点で、108カ国と地域の研究者達からの約3千の調査研究を行う、19カ国からの244人が軌道の研究室を訪問した。
<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」
<大判>: 大判はイメージをクリック。
<ひとこと>: この作業は 6月7日の記事参照。
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<火星の話題>: ダイナミックな砂丘
砂丘フィールドの僅かな雲を通して見下ろしているこの魅惑的な光景は、一見して地球の砂漠の一つの衛星の視界を思い出させる。しかし、これは実際に火星の美しい光景である。この壮観な砂丘フィールドは、火星の北半球の深く、北緯65度、東経351度のロモノソフ(Lomonosov)クレータの中央にある。それは、2020年12月2日に、ヨーロッパ宇宙機関とロシア共同のエクソマーズガス追跡軌道船(TGO:ExoMars Trace Gas Orbiter)の、カラー・ステレオ地表画像システム(CaSSIS)カメラで撮られた。このイメージは、年間を通して砂丘フィールドの進化を追うキャンペーンの一部としてとられた。このとき、火星の北の冬は終わり、これらのエリアの霜は昇華し始めていた。暗い場所は、霜が昇華し、暗い玄武岩の砂が露出したエリアを示している。この砂丘の頂上は平均的な風の向きを示し、このケースでは、風は主に左下から右上へ向かっている。右側に、暗い、玄武岩に富んだ、霜のない堆積物が見える。イメージの右側では、地上の暗い堆積物に対して、明るく白い雲が目立っている。このイメージは、ミッションの第5回打上記念日に公開された。 TGO は、2016年3月14日に、カザフスタンのバイコヌールコスモドロームから打上げられ、7ヵ月後に火星に到着した。
<出典>: 「エクソマーズガス追跡軌道船:(TGO)」
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<ひとこと>: ガス追跡軌道船(TGO)は、かって、地球と同様に大量の水や大気を保有していたと思われる火星が、どのようにしてその大部分を失ってきたかを調査する目的で送られた。NASAのメイブン探査機も同様な目的を持っている。
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<追 加>: 中国の有人宇宙船「神舟12号」打上
3人の宇宙飛行士を載せた中国の有人宇宙船「神舟12号(Shenzhou-12)」が、17日午前、酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。この宇宙船は、中国の宇宙ステーション天河コアモジュールに向かう3人の中国人宇宙飛行士を乗せている。クルーの約3ヵ月の滞在の間に2回の船外活動が予定されている。
<ひとこと>: イメージ等の追加はありません。
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