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4月14日:ジュノ、セーフモード後通常の運用に戻る

2025年04月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ジュノ、セーフモードに入った後、通常の運用に戻る

探査機は木星に71回目の接近を試みていたとき予期せず予防の状態に入った。

NASAのジュノミッションから受け取ったデータによると、この太陽電池式宇宙船は、4月4日に木星のそばを飛行中に2回セーフモードに入った。セーフモードは、宇宙船が異常を検出したときに入る予防の状態である。重要でない機能は停止され、宇宙船は通信や電力管理などの重要なタスクに集中する。セーフモードに入ると、ジュノの科学機器は、フライバイの残りの時間、設計どおりに電源が切れた。

ミッション運用チームは、ジュノとの高速データ伝送を再構築し、現在、探査機はフライト・ソフトウェアの診断を行っている。チームは、セーフモードの出来事の前後に収集された工学的および科学的なデータを地球に送信するために、今後数日間作業を行う。

ジュノは、71回目の木星の接近通過(perijove)の約1時間前、東部夏時間午前5時17分に初めてセーフモードに入った。接近通過の45分後に再びセーフモードに入った。いづれのセーフモードの出来事でも、宇宙船は設計どおりに動作し、コンピュータを再起動し、不要な機能をオフにし、アンテナを地球に向けて通信した。

太陽系のすべての惑星の中で、木星は最も過酷な環境の地であり、惑星に最も近い放射線帯が最も激しい。初期の兆候は、探査機がこれらのベルトを飛行したときに、2つの接近通過71でセーフモードが発生したことを示唆している。ジュノは、高エネルギー粒子が敏感な電子機器に影響を与えるのを防ぎ、放射線の有害な影響を軽減するために、チタン製の放射線保管庫を備えている。

接近通過71の出来事を含め、ジュノは、2016年7月に木星に到着して以来、2016年の2回目の軌道、2022年の39回目の軌道と、予期せず宇宙船によるセーフモードに突入している。4つのケースすべてで、宇宙船は期待通りに機能し、全能力を回復した。

ジュノの次の近地点は5月7日に行われ、約89,000キロメートルの距離での木星の衛星イオへのフライバイが含まれている。

<ひとこと>: ジュノ(Juno)は、 ガリレオ に次ぐ、2回目の木星探査宇宙船です。木星の周辺を楕円軌道を描きながら、木星・その衛星などを調査しています。大判はイメージのリンクから。

<出典>: agreicius(著者名です)

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