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2月19日:2月14日に彗星から 8.7 キロメートル

2015年02月19日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

2015年2月14日、欧州宇宙機関のロゼッタ宇宙船は、彗星67P/チュリュモフ-ゲラシメンコの地表上6キロメートルまで接近した。この最接近は、グリニッチ標準時 12:41 (日本時間2月14日午後9時21分)に、彗星の二つのこぶの大きな方にあるイムホテップ(Imhotep)と呼ばれる領域に対して行われた。このイメージは、この彗星に見られる対照的な地形を明らかにしている。滑らかなダストで覆われた地形の広がりに対して、層化しまた砕かれ露出した地表が対照をなしている。一部では、右下のような、滑らかな地表を持つ、高い円形に近いオブジェクトのかすかな外形を見ることができる。至る所に数メートルから数十メートルの大きさの石が散らばっている。右上に見られる最大の石はクフ(Cheops)と名付けられた。宇宙船は、今、典型的に約15キロメートルと100キロメートルの間の距離の範囲で飛び続ける新しいフェーズの観測を始めた。ロゼッタは、今日、太陽から3億 4500 万キロメートルにあり、今年8月13日の近日点では、地球と火星の軌道の間の約1億 8600万キロメートルにあるだろう。

<出典>: 「イメージにおける宇宙(Space in Images)」 ;欧州宇宙機関

<大判>: イメージをクリック

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