火星のダストデビルが別のダストデビルを食するのを見る
<参考>: これは4月7日に下表の「火星探査情報」に掲載した記事です。
NASAの火星探査車「パーサビアランス」に搭載されたナビゲーションカメラで撮影したイメージで作られたこの短いビデオ(下の動画)では、火星のダストデビル(Dust devil:旋風・つむじ風)が小さなダストデビルを飲み込む様子を見ることができる。これらの渦巻き模様の、時にはそびえ立つ大気とダストの柱は火星では一般的である。この小さなダストデビルの終焉は、火星の大気に作用する力をよりよく理解するためにパーサビアランスの科学チームが実施した画像実験中に捉えられた。
ローバーが約1キロメートル離れた場所からこれらの画像を撮影したとき、大きなダストデビルの幅は約65メートルであり、小さなダストデビルの幅は約5メートルだった。他の2つのダストデビルも左と中央の背景に見ることができる。
パーサビアランスは、火星のジェゼロ・クレータの西縁にある「ウィッチ・ヘーゼル・ヒル」と呼ばれる場所を探検した1月25日に、このシーンを記録した。

<ひとこと>: ダストデビル(Dust Devil)
地表付近の大気が渦巻状に立ち上る突風の一種で、地球ではつむじ風・旋風などとも呼ばれる気象現象である。地上のダストを激しく巻き上げることから認識される。火星では地球のような激しい気象現象はないので、ダストデビルによって巻き上げられたダストの痕跡は長い間消されずに地表に残る。(左上の図)---大判はイメージをクリック(タップ)。
<出典>: Jet Propulsion Laboratory
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