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3月22日(金): 火星から見た地球のイメージ/ミッション別ページ

2024年03月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

20年前:火星から見た地球のイメージと故郷の絵葉書

2004年3月8日、火星探査ローバー・スピリッツは、他の惑星の地表から地球の最初のイメージを撮った。これまでの80年間、ロケットや宇宙船に搭載されたカメラが一層遠くに到達するにつれて、我々の地球の新たな視点を与えてきた。1940年代の観測ロケットや1960年代初頭の地球周回衛星から、1960年代後半から1970年代初頭にかけての宇宙船や月への旅、また、その後の太陽系のあらゆる範囲を探査する宇宙船まで、彼らが送り返す地球のイメージは、広大な宇宙空間にかつてないほど小さな淡い青色の点を示しながら、我々の視野を広げて行った。

2004年1月4日、火星のグセフ・クレータに着陸して間もなく、火星探査ローバー・スピリッツは、周囲の素晴らしい写真を地球に送り始めた。3月8日には、火星の衛星ダイモスが太陽を部分的に覆い隠す様子を撮影するためにカメラを空に向けた。日の出の少し前、スピリッツのカメラは地球を明るい星として捉えることに成功し、この地上の観測者には金星のように見えた。これは、他の惑星の表面から地球を撮影した最初の写真となった。それから10年近くが経ち、キュリオシティ(Mars Science Laboratory Curiosity)が、火星のゲール・クレータ(Gale Crater)から地球の写真を撮った。2014年1月31日には、1億5840万キロメートル離れた場所から撮影されたイメージが月をも捉えている。これらのイメージや、過去80年間に、遠くから地球を撮った他のイメージは、太陽系における我々の故郷の惑星について新しい視点を提供してきた。

左:2004年、「スピリッツ」が日の出前の地球を撮影した。右:2014年、「キュリオシティ」が地球-月システムを撮影した。

<ひとこと>: このイメージは処理を加えています。イメージの大判(原版)は下のリンク(原典)から。

<出典>: John Uri(著者名です)

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