グリーンランド西のヤコブスハン氷河(Jakobshavn Glacier)が、2019年4月29日に、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2号ミッションによって見られた。近年、グリーンランドは、この氷河を通して多くの氷を失ってきた。この20年の氷河の流れを理解し監視するために、衛星データの様々なタイプが使われてきた。これは、この氷河が、2012年から2013年に最も高速で流れ、最も氷を失っていることを明らかにした。その氷河の本体は、所々で年間10メートル縮み、劇的に氷を失い融けてきた。しかしながら、ヨーロッパ宇宙機関の氷衛星(CryoSat)とコペルニクス・センチネル1号ミッションなどの衛星からの情報は、2013年~2017年の間に、氷河によって排出されるこの領域は高さが縮むのを止め、厚くなり始めたことを示している。全体的な影響では、ヤコブスハンは今、よりゆっくり流れ、厚くなり、海に向かって進んでいる。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
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<ひとこと>: ヤコブスハン氷河の概要はこちらを参照。