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7月19日: 宇宙マイクロウェーブ背景放射のプランクの視界

2018年07月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のプランク・ミッションによって観測された宇宙マイクロウェーブ背景放射(CMB)の異方性。この CMB は、我々の宇宙で最も古い光のスナップショットであり、宇宙がまさに 380,000 年であったときの空のプリントである。それは、僅かに異なる密度の領域と一致する小さな温度の変動を示し、今日の星達や銀河達全ての将来の構造の種を表している。このイメージは、2018年7月に公開された、ミッションの最終的なデータ発表であるプランク遺産発表からのデータに基づいている。

<補足>: 我々の目が見ることができる光は長さ千分の一ミリメートル以下の小さな波長から成っている。プランクが検出した放射は、ミリメートルの数十分の一からミリメートルの数分の一までの、より長い波長であった。最も重要なことは、それは、宇宙の極めて初期に生じた。この放射は、包括的に、宇宙マイクロウェーブ背景(CMB:cosmic microwave background)放射として知られている。プランクのイメージは、空の全域でのその小さな違いを測定することによって、我々に宇宙の年齢、膨張、歴史、内容について語る能力を持っている。それは宇宙の青写真以外の何物でもない。

<出典>: 「Planck ESA」

<大判>: イメージをクリック。
 
<ひとこと>: CMBの日本語の説明は こちら から。

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