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8月8日:ペルセウス座流星雨

2016年08月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

8月12日ペルセウス座流星雨がピークを迎えます。ペルセウス座流星は彗星スウィフトタットルの残したダストの帯の中に地球が入ることによって起こります。ペルセウス座流星雨は年間の流星の中でも比較的数が多く明るいことで知られ、ふたご座流星などとともに3大流星雨と呼ばれます。今年は月が沈んで暗くなる時間帯もあり、数が多く比較的観察しやすいとされています。しかし晴れた夜空でないと見られないので、しばしば評判倒れになることも事実です。ピークの前後数日は少ないながらも流星が発生しますので夜空には注目しましょう。なお、日本時間12日と13日午前11時からNASAからのライブ放送があります。曇天、月や街灯りなど観察し難いときは中継をご覧になってはいかがでしょうか。また、国際宇宙ステーションからは流星は下に見えます。宇宙ステーションに曇天はないので美しい写真を期待しましょう。なお、専門的な調査では1時間当たり150程度、今年は200程度という発表もあります。しかし、周囲の明るさなど観察の環境にもよりますが、“素人の目視ではその1/3ほども見られない”と考えて置いた方が無難です。流星の観察は“忍耐力の勝負”と言われます。

国立天文台の記事: 今年のペルセウス座流星群の極大は、日本時間8月12日22時頃と予想されます。その時刻にはまだ月明かりの影響がありますので、夜半の月が沈んだ後が観察に適した時間帯です。未明まで活発な流星が続くでしょう。11日夜半から12日未明にかけてと、13日夜半から14日にかけても多くの流星が現れると考えられます。ただ、いつ晴れるかはわかりませんし、今年は特に、予想外のタイミングで流星が活発になる可能性があります。予想にはとらわれずに、なるべく長い時間、そして長い期間観察を続けてください。

NASAの記事: 高速で明るい流星で知られるペルセウス座流星は、今年最高の流星の一つとなることが予想される。今年、地球は、流星雨になる彗星の尾と、いつもより接近した出会いになるだろう。米国東部夏時間8月11日~12日と8月12日~13日の夜を通して米国からの中継を見ることができる。(日本時間では8月12日午前11時および8月13日午前11時から)。中継は こちら から。

<出典>: オリジナル

<大判>: 大判イメージは省略しました。

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