(ヨーロッパ宇宙機関の)センチネル1号レーダー衛星は、エジプト航空フライト MS804 がパリからカイロへ帰る途中で消えた同じエリアの東部地中海で、可能性のある油膜を検出した。このイメージは、国際時間5月19日 16:00 (日本時間5月20日午前1時)に、センチネル1号によって得られた。欧州宇宙機関は、調査活動をサポートするために、関連当局にイメージに関連した情報を伝えた。航空機が消えて以来、欧州宇宙機関と専門家達は、海上に浮く残骸か油を示す何かを発見するために衛星データを精細に調べていた。衛星画像によると、油膜部分は、航空機の最終位置(last known position)の約40キロメートル南東の、北緯33度32分、東経29度13分にあった。油膜は長さ約2キロメートルである。しかしながら、油膜部分は失われた航空機からであるという保証はない。国際時間 04:00 の二回目のイメージでは、油膜は約5キロメートル漂流していた。センチネル2A衛星は5月22日に同じエリアの上を通るだろう。専門家達は更なる手掛かりのために、送り返されたイメージを調査するだろう。
<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」
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