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5月6日:ハッブル、矮惑星マケマケを周っている月を発見/お知らせ

2016年05月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このハッブル宇宙望遠鏡のイメージは、矮惑星マケマケの周りに発見された初めての月を明らかにしている。このイメージでマケマケの上に見られる小さな月は、非常に明るい矮惑星のまぶしい光でほとんど見失われ、かろうじて見える。 MK 2 と名付けられたこの月は、幅約100キロメートル、マケマケから約 13,000 マイル(20,800 キロメートル)を周っている。マケマケはその月より 1,300 倍明るく、また非常に大きく差渡し 870 マイル(1,392 キロメートル)である。マケマケシステムは地球と太陽より50倍以上遠い。このペアは45億年前の我々の太陽系の構築以来の凍った破片の広大な領域、我々の太陽系の周辺カイパーベルトにある。
 
<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 矮惑星マケマケ(Dwarf Planet Makemake)は太陽系の外縁部カイパーベルトを周っている矮惑星の一つです。冥王星がマケマケ等と同種であるとして“惑星から矮惑星に降格された”ことでも知られています。なお、日本では矮惑星を準惑星と呼んでいますが、英語では Dwarf Planet です。このページは海外のニュースを紹介することを目的としていることから原文通り“矮”惑星と表記しています。

お知らせ: 5月9日月曜日夜、水星が太陽面を通過する、いわゆるトランジットと呼ばれる現象が予想されています。この現象は日本では夜間に当たるため見ることはできません。NASAの中継放送が予定されています。下記参照。なお、このトランジットは、米国東部夏時間午前7時12分(日本時間5月9日午後8時12分)から午後2時42分(日本時間5月10日午前3時42分)の長時間にわたるため、トランジットの生中継はディスカッションに含めて部分的に取り上げられます。また、Education や Media などのチャネルも使われますのでご注意ください。リンク先のアドレスは5月9日の記事でお知らせします。

5月 9日(月) 水星の太陽面通過(SDO からの視界:Education チャネル) 未定
5月 9日(月) 水星の太陽面通過(インタビューを含む中継;Media チャネル) 07:30 PM
5月 9日(月) 水星の太陽面通過(パネルディスカッションを含む中継;Publicチャネル) 11:30 PM

 

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