Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

電話世論調査終わる

2007-07-22 10:09:32 | Weblog
電話世論調査終わる            2007-07-22

横浜の某所1箇所に800人位かなー、オペレーターが
時給1000数百円で招集されて3日間、朝9時から夜の
9時まで電話を掛けまくって質問し回答を記入して行く。
この仕事が昨夜で終わりました。私は時給を、直接に
は某人材派遣センターから貰うのですが、最終的には
日本を代表するXX新聞社から貰うことになるのでしょう
から、まずは、有難う御座いましたとお礼を述べます。

世論調査の内容は、調査項目の順番に、その選挙区
で誰が当選しそうか、比例代表では何党が取りそうか、
投票率はどれくらいになりそうか、安倍政権の支持率
はどれくらいか。前回の参院選挙では何党に投票した
か。有権者は今回の選挙では何に注目して投票する
のかなど、非常に知りたい内容で有益な調査だと思い
ます。

XX新聞は著名な優良会社です。だから電話を受けた
人達も、安心して上記の質問に答えてくれたのでしょう。
熱心に正直にご自分の考えを述べてくれた全国の人達
に感謝申し上げます。本当に有難う御座いました。ただ、
このXX新聞でこの調査を企画した人達、多分頭の良い、
優秀な人達なんでしょうが、電話を受ける人達の心理を
判ってないようです。

電話がなって、出てみたら知らない人から「お忙しいとこ
ろ、大変失礼しますが、こちらはXX新聞の世論調査を
実施しているXXリサーチの○○です」○○は私の実名を
言うことになっている。「29日に行われる参議院選挙に
ついての世論調査にご協力頂きたい」と言う決まりだ。
この趣旨を理解して、「はい良いですよ」と言ってくれる人
は5ー10%程です。逆に無条件で、そういう電話は一切
聞かないと言って切る人も10%程です。結果的に同じこと
なんですが、今手が離せない、今出かけるところと言って
切る人が、やはり10%程ですかね。もっと基本的には電話
に出ないケースが15%くらい有るんですが、それは再度
かけるとして除外する。最後まで丁寧に答えてくれて、
御苦労さまです、頑張ってくださいと言ってくれる人が100
人に一人位居ました。涙が出るくらいに嬉しいです。そう
言ってくださった方々本当に有難う御座います。

こうして設問が開始されますが、Q1が最悪です。上記に
設問の順番を書きましたが、いきなりですよ、貴方は今
度の選挙ではどの候補者に投票しますか?電話に出て
こちらの設問を聞き始めてくれてはいるが、別に信頼して
くれてるかどうか判らない時に、この設問です。「バカヤロー
お前にそんなこと言えるか」と言って切った人が居ました。
ある意味この人は憲法を良く知っていて、正しい人です。

何がいけないのか?それは、下の説明が足りないからです。
「私どもが電話したのは、コンピューターが無作為に抽出
した番号に掛けさせて頂いてます。だから個人情報は全く
外部へ漏れません」もしくは「私どもは、あなた様が何処の
何方様か知らずに電話させて頂いております」と言うべき
でしょう。更に「回答頂いた内容は、現在日本では、XX%の
人がこう考えてると言う形で、新聞紙上に発表します」と言っ
た説明です。これは世論調査なら常識なんですが一般の
人にとっては必ずしも常識ではありません。「えー、そんな
こと聞くの?」と言ったリアクションが随分有りました。

だから、Q1は絶対にこれであるべきです。即ち「貴方は、
29日の選挙の投票に行きますか?」これが最初に来れば
聞かれた方は、あーこの調査はこういうことを聞くんだなと
安心します。そしてなにより、答え易い設問です。人間誰しも
最初の設問で考え込むようだと、後が多難です。そして
不思議なことに、ここで投票に行かないと答えた人は殆ど
居ないんです。あの実際の投票率の低さは何なんでしょうか。

さて直前の日記で、XX新聞より早く、私は阿倍大敗を早々に
打ち出してしまいました。これが当たるのでしょうか・・・・